銕仙会

銕仙会

銕仙会とは

銕仙会・銕之丞家とは

銕仙会は江戸中期の十五世観世左近元章のときに分家し、現在に至るまで能界に重きをなしている観世銕之丞家を中心とした演能団体で、近年は七世観世銕之丞雅雪の長男、観世寿夫を中心として、広く舞台芸術の視野から能を見直し、地謡をはじめ、ワキ方、囃子方、狂言方の全ての役を大切にすることで密度の高い舞台を実現し、高い評価を得ている。寿夫没後もその主張に基づき、従来の作品の演出的見直しを始めとして、現代に生きる演能活動を八世観世銕之亟静雪(人間国宝)のあとをうけた九世観世銕之丞を中心に続けている。
また銕仙会は笛方の一噌要三郎の次男銑二(一噌仙幸の伯父で、華雪の妹の梅子が嫁ぎ、華雪とは義兄弟)が銕之丞家に内弟子に入り、子供の頃から一緒に修業をしていた華雪と二人の演能の会を始めたのが最初で、当初は銕銑会と称していたが、明治44年の銑二没後、銕仙会と表記するようになった。
(敬称略)

銕仙会の歩み

大正 7年 5月 六世観世銕之丞(華雪)、織雄(六世観世銕之丞雅雪)の門下が能楽に関する諸般の研究と同門の親睦を目的として組織。年4回の例会(素人会)を催す。
大正12年 9月 関東大震災により西鳥越の銕之丞家の住宅、及び下谷区西町に新築中の舞台と住宅及び面装束の一部を消失。
大正13年 9月 震災後、再び西町に工事をすすめていた舞台と住宅が完成。新築披露能を催す。
大正14年 2月 銕仙会第1回演能。
昭和 7年 4月 青年稽古能発足。
10月 西町舞台創立10周年記念の雪月花の能を催す。
昭和20年 2月 西町舞台並びに住宅を空襲の延焼のため全部消失する。
11月 戦時下のため止む得ず休会していたが、多摩川能楽堂において復活し、戦後初めての招待能を催す。
昭和21年 1月 終戦後定式能第1回開催
6月 銕仙会研究会を発足、第1回公演
昭和22年 3月 紅雪37回忌にあたり、六世銕之丞は華雪と改名、織雄は七世銕之丞を襲名する。
昭和23年 1月 銕仙会の活動をより活発化するために、近藤滋弥会長のほか副会長2名、理事19名、監事2名、事務長1名の組織で新発足する。
昭和26年 5月 観世華雪、日本芸術院賞受賞。
12月 「求塚」を復曲。観世元正主催の観世華雪に感謝する会において上演。
昭和27年 4月 機関誌「銕仙」創刊号が出る。謄写版刷B5版。
6月 華雪、日本芸術院会員就任
9月 華雪、芸術院会員就任の披露能を水道橋で催す。華雪は病気のため橋岡久太郎が代わって「野宮」を勤める。
12月 社団法人銕仙会を設立。
昭和29年 10月 定式能の会場を観世会館に移し、第2金曜日午後5時半始とする。機関誌「銕仙」活版刷A5版となる。
昭和30年 8月 銕仙会舞台上棟式
12月 銕仙会舞台落成式
昭和31年 1月 青山銕仙会舞台披き
昭和32年 4月 花友会主催で新作能「智恵子抄」を上演。作曲は寿夫。
昭和34年 1月 観世華雪逝去。
昭和35年 5月 ジャン・ルイ・バローが銕仙会舞台を訪れ「瓜盗人」と「半蔀」を観賞。
昭和37年 4月 第1回日仏演劇交換留学生として寿夫が12月まで渡仏。
5月 コメディ・フランセーズ一行が「止動方角」と「井筒」を観賞。
10月 中国演劇家代表朱光団長ら「節分」と「安達原」を観賞。
11月 前衛音楽家ジョン・ケージとピアノのベビット・チュールアが舞囃子「井筒」を観賞。いずれも銕仙会舞台。
昭和38年 12月 寿夫、芸術祭奨励賞受賞。
昭和40年 10月 観世華雪7回忌追善別会で「檜垣」七世銕之丞。この「檜垣」により銕仙会が芸術祭賞受賞。
昭和42年 4月 世阿弥の伝書を読む会を始める。講師は表章。
昭和42年 12月 新作能「鷹姫」上演。イェーツ原作、横道萬里雄作、野村万之丞(現 萬)演出、観世寿夫作曲作舞。
昭和45年 6月 大阪万国博覧会鉄鋼館特別演奏会に能「善知鳥」と囃子「獅子」を上演。
昭和46年 1月 定期公演の会場を水道橋能楽堂(宝生能楽堂)に移す。
昭和47年 3月 七世銕之丞、芸術選奨文部大臣賞受賞。
9月 世阿弥座がデンマーク、イタリア、ユーゴスラビアに公演
昭和49年 6月 銕仙会五十周年・観世銕之丞喜寿記念能。「銕仙」に「研究十二月往来」連載開始。
12月 寿夫、芸術祭優秀賞受賞。
昭和51年 3月 山本順之、芸術選奨新人賞受賞。
9月 寿夫、モービル音楽賞受賞。世阿弥座がフランス、デンマーク、スウェーデン、東ドイツで公演。
昭和52年 5月 ジャン・ルイ・バロー、寿夫、静夫(八世銕之亟)、野村万作の出演により、「演劇作業の根拠 実演と討議」
昭和53年 1月 54年5月まで定期公演を梅若能楽学院会館にて催す。
12月 観世寿夫逝去。
昭和54年 1月 観世寿夫記念法政大学能楽賞制定。
6月 「観世銕之丞先生をお祝いする会」にて七世銕之丞は雅雪を名乗り、榮夫が能界に復帰する。
昭和55年 2月 静夫、八世観世銕之亟を襲名。
6月 第1回青山研究能(現青山能)
昭和57年 5月 世阿弥座渡欧公演、西ドイツ、オーストリア、スイス、フィンランド、ブルガリア
10月 世阿弥本による「雲林院」を法政大学能楽研究所創立三十周年記念として復曲上演。
昭和58年 4月 銕仙会能楽研修所竣工
5月 銕仙会能楽研修所舞台披き記念能
12月 片山博太郎(現 幽雪)、観世寿夫賞受賞。
昭和60年 12月 「三山」復曲。
昭和62年 11月 世阿弥座西ベルリン公演
12月 荻原達子観世寿夫賞受賞。
昭和63年 8月 観世雅雪逝去。
平成元年 6月 世阿弥座ヨーロッパ公演、東ドイツ、チェコスロバキア、イタリア
平成2年 3月 隔月で全15回の銕仙朗読会を催す。世話人は大岡信、谷川俊太郎。?平成4年11月まで。平成4年12月には番外編、能舞「相聞」「竹」。
6月 片山九郎右衛門(現 幽雪)、日本芸術院賞受賞。
平成4年 3月 八世銕之亟、芸術選奨文部大臣賞受賞。
6月 八世銕之亟、芸術院賞受賞。
平成5年 9月 世阿弥座公演、ドイツ、アイルランド
平成6年 3月 野村四郎、芸術選奨文部大臣賞受賞。
平成7年 4月 八世銕之亟、重要無形文化財保持者個人指定(人間国宝)に指定。
12月 片山九郎右衛門(現 幽雪)、日本芸術院会員就任。
平成9年 11月 八世銕之亟、紫綬褒章受章。
12月 大槻文藏、観世寿夫賞受賞。
平成9年 3月 榮夫、芸術選奨文部大臣賞受賞。
10月 榮夫、モービル音楽賞受賞。
11月 野村四郎、紫綬褒章受章。
12月 山本順之、観世寿夫賞受賞。
平成11年 12月 浅見真州、観世寿夫賞受賞。
平成12年 1月 「銕仙」B5版となる。
7月 八世銕之亟逝去。
平成14年 1月 暁夫、九世銕之丞を襲名。
11月 大槻文藏、紫綬褒章受章。
平成15年 6月 銕仙会八十周年記念能
10月 銕仙会能楽研修所二十周年記念能
12月 銕仙会能楽研修所二十周年記念能。野村四郎、観世寿夫賞受賞。
平成17年 1月 榮夫、毎日芸術賞受賞。
3月 浅見真州、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
9月 能「鷹姫」ニューヨーク公演
10月 韓国公演
11月 浅見真州、紫綬褒章受章。
平成18年 3月 野村四郎、日本芸術院賞受賞。
5月 榮夫、坪内逍遥大賞受賞。
10月 片山慶次郎、旭日双光章受章。
12月 片山慶次郎、観世寿夫賞受賞。
平成19年 5月 荻原達子逝去。
6月 観世栄夫逝去。
7月 ニューヨーク・ジャパンソサエティ100周年記念公演.
平成20年 12月 浅井文義、観世寿夫賞受賞。
平成21年 3月 九世銕之丞、日本芸術院賞受賞。
10月 片山幽雪、文化功労者に選出。
平成23年 6月 九世銕之丞、紫綬褒章受章。
11月 浅見真州、旭日小綬章受章。
平成24年 4月 公益社団法人へ移行。
平成26年 4月 銕仙会能楽研修所30周年記念特別公演
6月 銕仙会能楽研修所30周年記念特別公演
9月 銕仙会能楽研修所30周年記念特別公演
平成27年 銕仙会が第1回公演より数えて90周年を迎える。
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