銕仙会

銕仙会

観世榮夫 (1927−2007)

観世流シテ方能楽師。演出家。
1927年生まれ。観世雅雪(七世銕之丞)の次男。
祖父観世華雪(六世銕之丞)や父に師事。
3歳のとき仕舞「老松」で初舞台。6歳のとき「忠信」で初シテ。
東京音楽学校(現在の国立東京芸術大学)に学ぶ。
観世流の家に生まれながら22歳の時、故喜多六平太および故喜多実に師事して喜
多流を学び、後藤得三の芸養子となる。兄の寿夫、弟の静夫とともに「華の會」
を催し、能界に新風を吹き込む。32歳まで能界で活躍。
その後、能界をはなれ、演劇・オペラ・舞踊などの演出をするほか、舞台や映画
に出演し、意欲的に活動。
52歳で再び能界に戻り、能役者として重厚な舞台を創るとともに他の舞台芸術の
演出、役者としても活躍。
1954年以来、海外での活動も多く、能の公演のほか国際演劇シンポジウム、レク
チャ-、演技指導を多数行う。
1994年には欧州公演・日本古典三大演劇「俊寛」の演出。
2007年4月「花月」(国立能楽堂)が最後の能となる。同年6月8日永眠。
京都造形芸術大学教授。
平成9年度芸術選奨文部大臣賞受賞。
平成10年度モ-ビル音楽賞受賞。
平成13年、勲四等瑞宝章を受章。
平成17年、毎日芸術賞受賞。
平成18年、第11回坪内逍遥大賞受章。

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