銕仙会

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観世寿夫(1925−1978)

観世寿夫

七世観世銕之亟の長男として東京に生れる。
初舞台は4才の仕舞『猩々』。初シテは7歳の『経正』。

1940年    慶応義塾普通部中退。
1944年    『道成寺』を披く。
1945年    8月徴兵を受けるが数日後帰宅。
1946年以降    『能楽塾』、能勢朝次教授の『世阿弥の能楽論』、『文化史懇談会』や川崎庸之教授の『日本思想史』、『世阿弥伝書研究会』に参加、聴講。
『伝統芸術の会』『能楽ルネッサンスの会』の発足、結成に加わる。
1953年    『華の会』を榮夫と静夫の三人で結成。
1954年    国際演劇祭に参加の初の渡欧能楽団に加わる。
1955年以降    シェ−ンベルク作曲『月に憑かれたピエロ』、福島和夫作曲の音楽劇『中有』、武満徹作曲『水の曲』、ストラビンスキ−作曲『兵士の話』、一柳慧作曲『プラティヤハラ』、湯浅譲二作曲『コメットイケヤ』など音楽家たちと創造活動を盛んにする。
1957年    高村光太郎の『智恵子抄』、67年、横道萬里雄作『鷹姫』の作曲、作舞、出演。
1962年    フランス政府招聘日仏演劇交換留学生に選ばれ渡仏。
1970年    『冥の会』を結成しギリシャ悲劇、ロ−マ悲劇、ベケット、中島敦、泉鏡花の作品など上演。
1972年    世界演劇祭『国際演劇会議』に出席。
1974年    78年鈴木忠志演出の『トロイアの女』『バッコスの信女』に出演。
1972、1976年    世阿弥座公演。
1977年    日仏演劇協会主催のシンポジウム『演劇の作業の根拠』でジャン・ルイ・バロ−と共演。
1978年12月    永眠。享年53才。

著書『心より心に伝ふる花』『観世寿夫著作集』など。

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