銕仙会

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銕仙会上演記録

■2020年11月25日 青山能

  • 仕舞「龍田クセ」柴田稔
  • 仕舞「巻絹キリ」馬野正基
  • 狂言「蝸牛」山本則秀
  • 能「富士太鼓」谷本健吾
会 場
銕仙会能楽研修所
日 時
  • 2020年11月25日(水)
  • 午後6時30分開演
銕仙会青山能〈9月〉

仕舞

龍田 クセ(たつた) 柴田  稔
巻絹 キリ(まきぎぬ) 馬野 正基
地謡 小早川泰輝
小早川 修
西村 高夫
観世 淳夫

狂言 蝸牛(かぎゅう)

シテ 山伏 山本 則秀
アド 山本 則孝
太郎冠者 山本凜太郎

主人は祖父の長寿のために蝸牛を進上しようと太郎冠者に取ってくるよう命じるが、冠者は蝸牛がどんなものかわからない。蝸牛は藪の中にいて頭は黒く、貝を腰につけ時々角を出すものだ、と主人に聞いたので藪の中を探していると、そこに修業帰りの山伏が眠っていた。冠者はもしや蝸牛ではないかと、山伏に声をかけ…。

能 富士太鼓(ふじたいこ)

シテ 富士ノ妻 谷本 健吾
子方 富士ノ娘 谷本 康介
ワキ 臣下 野口 能弘
アイ 下人 山本 則重
   
杉 信太朗
小鼓 田邊 恭資
大鼓 大倉慶乃助
     
地謡 小早川泰輝
観世 淳夫
安藤 貴康
北浪 貴裕
長山 桂三
馬野 正基
     
  後見 浅見 慈一
  鵜澤  光

萩原院の御代、宮中での管絃の太鼓の役をめぐり事件が起きる。天王寺の楽人である浅間が、太鼓の役として宮中に召し出だされたことを聞きつけた住吉の楽人富士。我こそはと役を望んだ富士は宮中にやってくるが、その烏滸がましい振る舞いを憎んだ浅間は、富士を殺害してしまう…。

富士の帰りを待つ妻は胸騒ぎがするので娘を連れて都に上ると、夫の死を知らされる。臣下より富士の形見である鳥兜と狩衣を受け取った妻は、夫を引き留めるべきであったと後悔し涙に伏す。

形見を身に着け狂乱した妻は、事の発端となった太鼓を夫の仇と思い定め、娘と共に太鼓を打つ。次第に様子が悪化し、富士の亡魂が憑依したのか恨みの形相でさらに打つ。やがて恨みが晴れて平静を取り戻した妻は、天下泰平を祈ってなお太鼓を打つのであった。

恨みの情念で舞い打つ、狂乱の能。

さらに詳しい解説は<こちら>から

 

 

 

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