■2016年02月12日 定期公演
能 盛久
シテ | 盛久 | 西村 高夫 |
ワキ | 土屋三郎 | 殿田 謙吉 |
ワキツレ | 太刀取 | 則久 英志 |
〃 | 輿舁 | 野口 能弘 |
〃 | 〃 | 御厨 誠吾 |
アイ | 下人 | 河野 佑紀 |
笛 | 藤田 次郎 | |
小鼓 | 後藤嘉津幸 | |
大鼓 | 國川 純 | |
地謡 | 長山 桂三 | 岡田 麗史 |
野村 昌司 | 浅見 真州 | |
柴田 稔 | 観世銕之丞 | |
泉 雅一郎 | 浅井 文義 | |
後見 | 永島 忠侈 | |
清水 寛二 |
※都合により配役を変更いたしました。
後見 山本順之 → 永島忠侈
源平の戦で捕虜となり、遥々と東海道を下って鎌倉へと護送された平盛久。処刑を明日に控え、盛久が夜すがら観音経を読誦していると、あらたかな霊夢を蒙った。
いよいよ処刑の朝を迎え、いざ太刀取りが太刀を振り上げる。すると盛久の持つ経巻の霊光に目がくらみ、太刀取りが取り落とした太刀は真っ二つに折れてしまう…。
前半の海道下りと後半の霊験譚からの舞が見所の能。
さらに詳しい解説は<こちら>から
狂言 樋 の酒
シテ | 太郎冠者 | 野村 萬 |
アド | 主人 | 野村虎之介 |
小アド | 次郎冠者 | 野村 万蔵 |
主人が召使う太郎冠者と次郎冠者にそれぞれ米蔵と酒蔵の番を命じて出かける。次郎冠者はさびしさのあまり蔵の酒を飲み始めるが、これを見た太郎冠者は羨ましくてならない。そこで次郎冠者は手近にある樋を太郎冠者のいる蔵へ窓越しに架け渡し、そこに酒を流して飲ませてやり…。
二人の冠者の絶妙なコンビネーションが笑いを誘う。
〈休憩10分〉
能 胡蝶
前シテ 後シテ |
里女 胡蝶 |
安藤 貴康 |
ワキ | 旅僧 | 大日方 寛 |
アイ | 所ノ者 | 能村 晶人 |
笛 | 寺井 宏明 | |
小鼓 | 古賀 裕己 | |
大鼓 | 柿原 光博 | |
太鼓 | 小寺 佐七 | |
地謡 | 鵜澤 光 | 北浪 貴裕 |
青木 健一 | 小早川 修 | |
観世 淳夫 | 馬野 正基 | |
長山 桂三 | 浅見 慈一 | |
後見 | 山本 順之 | |
鵜澤 久 |
※都合により配役を変更いたしました。
後見 永島忠侈 → 山本順之
吉野の僧が早春の都を訪れ、古びた宮の軒端で今を盛りと咲く梅花を眺めている。
そこへ現れた里の女は、実は自分が胡蝶の精であることを明かし、春夏秋の草花と戯れることは出来るが、早春の梅の花とは縁がないのだと嘆いて消え失せてしまう。
やがて夜となり、僧の読経に胡蝶の精が現れた。胡蝶の精は僧の回向に謝し、月下の梅花に喜びのうちに舞い戯れる。
観世小次郎信光作で、同じく信光作による能「船弁慶」とは対照的な華やかで気品溢れる能。
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