■2017年12月08日 定期公演
能 富士太鼓 現之楽
シテ | 富士ノ妻 | 浅見 真州 |
子方 | 富士ノ娘 | 谷本悠太朗 |
ワキ | 臣下 | 森 常好 |
アイ | 下人 | 高澤 祐介 |
笛 | 一噌 隆之 | |
小鼓 | 鵜澤洋太郎 | |
大鼓 | 佃 良勝 | |
地謡 | 小早川泰輝 青木 健一 長山 桂三 小早川 修 |
西村 高夫 山本 順之 野村 四郎 浅井 文義 |
後見 | 清水 寛二 | |
柴田 稔 |
萩原院の御代、宮中の管弦の催しに天王寺の浅間という楽人が太鼓役として召されていた。そこに割って入った住吉の富士のふるまいを憎み、浅間は富士を殺害してしまう。
不吉な夢を見た富士の妻は、娘とともに都へ向かい、富士の死を知る。夫の死も太鼓ゆえ、と富士の形見をまとい、太鼓に向かって仇討をするうちに妻は狂乱状態となり、富士の霊が憑いてさらに太鼓を打つ。狂いが覚めた妻は落ち着きを取り戻して天下泰平のために太鼓を打ち鳴らすのであった。
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——————〈休憩10分〉———————
狂言 栗焼
シテ | 太郎冠者 | 三宅 右近 |
アド | 主 | 三宅 右矩 |
後見 | 前田 晃一 |
主人は到来物の栗四〇個の意味を太郎冠者に尋ねると、始終末代まで仲良くしようという意味であろうと判ずる。主人は喜んで皆々に焼栗にして振舞おうと、太郎冠者に栗焼きを命じる。栗を焼き上げた太郎冠者は、ひとつ、ふたつと味見をして…。
能 舎利
前シテ 後シテ |
里人 足疾鬼 |
安藤 貴康 |
後ツレ | 韋駄天 | 谷本 健吾 |
ワキ | 旅僧 | 則久 英志 |
アイ | 能力 | 三宅 近成 |
笛 | 八反田智子 | |
小鼓 | 鳥山 直也 | |
大鼓 | 柿原 光博 | |
太鼓 | 林 雄一郎 | |
地謡 | 鵜澤 光 観世 淳夫 青木 健一 長山 桂三 |
野村 昌司 浅見 慈一 馬野 正基 北浪 貴裕 |
後見 | 観世銕之丞 | |
泉 雅一郎 |
諸国一見の出雲国美保の関の僧は、京都東山泉涌寺の十六羅漢、仏舎利(釈迦の遺骨)を拝みにやってくる。僧が仏舎利を拝んでいると、法の声にひかれて異様な姿の里人が現れる。里人は舎利の尊さを語り、目前の舎利を拝めることのありがたさを説くと、突然空がかき曇って里人は足疾鬼となり、舎利を奪って逃げ去ってしまう。
寺を守護する韋駄天が現れ、舎利を取り戻すべく天上界を縦横無尽に追い回す。足疾鬼は力尽きて、韋駄天は舎利を取り戻したのであった。
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