■2018年01月13日 定期公演
- 「翁」柴田稔
- 能「玉井」谷本健吾、観世銕之丞
- 狂言「佐渡狐」野村万蔵
- 能「鷺」浅井文義
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
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- 2018年1月13日(土)
- 午後1時30分開演(午後1時開場)
翁
翁 | 柴田 稔 | |
三番叟 | 野村万之丞 | |
千歳 | 青木 健一 | |
面箱 | 河野 佑紀 | |
「とうとうたらりたらりら」という翁の謡い出しから始まり、颯爽とした千歳の舞、荘重な翁の舞、三番叟の力強い揉之段、鈴之段が舞われる。「能にして能にあらず」と言われ、天下泰平・五穀豊饒を寿ぎ予祝する、能の古態を留める神事の芸能。
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能 玉井
豊玉姫 | 谷本 健吾 | |
玉依姫 | 安藤 貴康 | |
海神ノ宮主 | 観世銕之丞 | |
彦火々出見尊 | 宝生 欣哉 | |
従者 | 則久 英志 | |
〃 | 御厨 誠吾 | |
鱗ノ精 | 山下浩一郎 | |
笛 |
藤田 次郎 |
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小鼓頭取 |
曾和 正博 |
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〃 脇鼓 | 森 貴史 | |
〃 | 曾和伊喜夫 | |
大鼓 |
大倉慶乃助 |
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太鼓 |
小寺眞佐人 |
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地謡 | 小早川泰輝 | 馬野 正基 |
観世 淳夫 | 西村 高夫 | |
長山 桂三 | 清水 寛二 | |
北浪 貴裕 | 小早川 修 | |
後見 | 大槻 文藏 | |
浅見 慈一 | ||
後見 | 野村 万蔵 | |
野村拳之介 |
兄から借りた釣針を魚に取られてしまった彦火々出見尊は、釣針を探しに海底へと入る。龍宮門前にある美しい井戸(玉の井)の水底を通して邂逅した尊と豊玉姫。やがて結婚し、三年の月日が経ち、尊は帰国の決意をする。海神ノ宮主は尊に潮満・潮涸の玉と探し出した釣針を捧げ、舞を舞う。陸に尊を送り届け、宮主も龍宮へと帰っていくのであった。
日本古代神話の世界を明るく楽しげに繰り広げる脇能。
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〈休憩20分〉
狂言 佐渡狐
シテ | 佐渡の百姓 | 野村 万蔵 |
アド | 越後の百姓 | 能村 晶人 |
小アド | 奏者 | 野村 萬 |
後見 | 山下浩一郎 |
佐渡に狐はいないと主張する越後の百姓と、いると言い張る佐渡の百姓。どちらが正しいか奏者(役人)に判定してもらうことになるが、賭けに勝つため佐渡の百姓は奏者に賄賂を贈り、さらに狐の特徴まで教えてもらって…。
役人に賄賂を渡すという風刺を軸に、三者三様の人間の愚かしさをドタバタ喜劇のうちに描いた脇狂言。
能 鷺
シテ | 鷺 | 浅井 文義 |
ツレ | 王 | 浅見 真州 |
ワキ | 藏人 | 森 常好 |
ワキツレ | 大臣 | 舘田 善博 |
〃 | 〃 | 森 常太郎 |
〃 | 〃 | 梅村 昌功 |
〃 | 〃 | 野口 能弘 |
〃 | 〃 | 野口 琢弘 |
〃 | 輿舁 | 高井 松男 |
〃 | 〃 | 吉田 祐一 |
アイ | 官人 | 能村 晶人 |
笛 |
松田 弘之 |
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小鼓 |
大倉源次郎 |
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大鼓 |
亀井 忠雄 |
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太鼓 |
小寺 佐七 |
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地謡 | 小早川泰輝 | 阿部 信之 |
青木 健一 | 山本 順之 | |
野村 昌司 | 野村 四郎 | |
浅見 慈一 | 長山禮三郎 | |
後見 | 観世銕之丞 | |
北浪 昭雄 | ||
永島 忠侈 |
都の神泉苑に行幸をした王は、池の汀に降り立つ一匹の鷺を見つける。勅命を受けて蔵人が捕えようとすると、鷺は飛び立って逃げてしまう。「勅諚ぞよ」と呼びかけると、鷺はもと居た所に飛び戻り、羽を垂れ地に伏す。王は鷺を捕えた蔵人と、鷺に五位の位を授けたのであった。
少年、または還暦を過ぎた者に限って演じられる清らかで純粋な能。
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