銕仙会

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銕仙会上演記録

■2018年09月26日 青山能

  • 仕舞「鐘之段」西村高夫
  • 仕舞「阿漕」北浪貴裕
  • 狂言「寝音曲」大藏基誠
  • 能「半蔀」谷本健吾
会 場
銕仙会能楽研修所
日 時
  • 2018年9月26日(水)
  • 午後6時30分開演
銕仙会青山能〈9月〉

仕舞

鐘之段かねのだん 西村 高夫
阿漕あこぎ 北浪 貴裕
地謡 青木 健一
馬野 正基
浅見 慈一
安藤 貴康

狂言 寝音曲ねおんぎょく

シテ 太郎冠者 大藏 基誠
アド 善竹 十郎
     
  後見 吉田 信海

主人が太郎冠者の家の前を通ると、上手な謡を耳にする。次の日、早速主人は太郎冠者を呼び出し、謡を謡うよう命じる。太郎冠者は素面では謡えないと断るも、主人はすぐに酒を持ってくるので、今後たびたび謡わされては迷惑と思い、なんとか断ろうと考える。そして妻の膝の上で寝ていなければ謡えないと言うと、主人は自分の膝を貸そうと言うので仕方なくごまかして謡ううちに…。

能 半蔀はじとみ

前シテ
後シテ
里女
夕顔女
谷本 健吾
ワキ 村瀬  提
アイ 所ノ者 大藏 教義
   
八反田智子
小鼓 田邊 恭資
大鼓 柿原 光博
     
地謡 観世 淳夫
青木 健一
安藤 貴康
鵜澤  光
長山 桂三
馬野 正基
     
  後見 鵜澤  久
  北浪 貴裕

夏の終わりの紫野、雲林院。夏安居の修行(雨期に室内に籠り修行などに専念すること)が終わる頃、そこに住む僧は供えられた花を集め、立花供養を行なっている。供えられた花の中、一輪の白い花が微笑んだかと思うと女が現れ、この花は夕顔の花だと教える。僧はその花の主を問うが、五条辺りに住んでいた、とだけ言い残し、花の蔭に姿を消した。

所の者から昔五条辺りに住んでいた夕顔という女のこと、光源氏と女との儚い恋物語について聞き、僧は不思議に思いつつも五条辺りへと向かう。

辿り着いた夕顔の宿の辺りは荒れ果て、蔦が絡まり閉ざされていた。やがて聞こえてきた女の声に、僧が弔いを約束すると、夕顔の霊が姿を現した。夕顔の花と和歌が縁となり光源氏と契りが結ばれたことを回想し、夕顔の霊は舞を舞い、夜が明けぬ内に半蔀の内へと姿を消したのであった。

儚い花と人物のダブルイメージが優美な能。

さらに詳しい解説は<こちら>から

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