■2018年11月09日 定期公演
- 能「夕顔 山ノ端之出」大槻文藏
- 狂言「鈍根草」能村晶人
- 能「大江山 替之型」観世銕之丞
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
-
- 2018年11月9日(金)
- 午後6時開演(午後5時30分開場)
能 夕顔 山ノ端之出
前シテ 後シテ |
里女 夕顔上 |
大槻 文藏 |
ワキ | 旅僧 | 殿田 謙吉 |
ワキツレ | 従僧 | 則久 英志 |
〃 | 〃 | 梅村 昌功 |
アイ | 所ノ者 | 山下浩一郎 |
笛 | 松田 弘之 | |
小鼓 | 観世新九郎 | |
大鼓 | 亀井 広忠 | |
地謡 | 鵜澤 光 安藤 貴康 小早川 修 柴田 稔 |
鵜澤 久 浅井 文義 野村 四郎 西村 高夫 |
後見 | 浅見 真州 | |
長山禮三郎 |
豊後の国からの僧が京都五条辺りを通ると、主知らぬあばら屋から歌を吟じる声がする—。声の主の女は、この場所は『源氏物語』にも書かれた某の院の旧跡であること、そして夕顔上の儚い物語を語り、消え失せる。
僧が弔いをしていると夕顔の幽霊が在りし日の姿で現れた。この荒れた地での孤独な日々や物の怪に憑かれたことを追憶し、弔いに感謝すると迷いも晴れて暁の空に消えたのであった。
夕顔の花の如く儚い運命をたどった夕顔上の能。
さらに詳しい解説は<こちら>から
——————〈休憩10分〉———————
狂言 鈍根草
シテ | 太郎冠者 | 能村 晶人 |
アド | 主 | 野村 万蔵 |
後見 | 上杉 啓太 |
鞍馬寺参詣の後、主人と太郎冠者が宿坊に寄ると茗荷が出た。しかし主人は、これは鈍根草といって食べると馬鹿になると言って食べない。冠者は下向のとき主人が刀を置き忘れているのに気づき…。
能 大江山 替之型
前シテ 後シテ |
酒呑童子 鬼神 |
観世銕之丞 |
子方 | 稚児 | 谷本悠太朗 |
〃 | 〃 | 谷本 康介 |
ワキ | 源頼光 | 大日方 寛 |
ワキツレ | 独武者 | 御厨 誠吾 |
〃 | 頼光ノ従者 | 野口 琢弘 |
〃 | 〃 | 野口 能弘 |
〃 | 〃 | 森 常太郎 |
〃 | 〃 | 舘田 善博 |
アイ | 強力 | 野村万之丞 |
〃 | 濯女 | 河野 佑紀 |
笛 | 杉 信太朗 | |
小鼓 | 大倉源次郎 | |
大鼓 | 柿原 弘和 | |
太鼓 | 林 雄一郎 | |
地謡 | 小早川泰輝 観世 淳夫 安藤 貴康 谷本 健吾 |
長山 桂三 浅見 慈一 馬野 正基 北浪 貴裕 |
後見 | 清水 寛二 | |
泉 雅一郎 |
源頼光率いる一行は山伏姿に扮し、丹波の国大江山の鬼退治に赴く。酒呑童子は一行を館に招き入れ、大江山にいたるまでの山巡りの日々を語り、好物の酒を振舞うと閨で眠ってしまう。
閨に立入ると、そこには恐ろしい鬼の姿が。頼光一行は鬼の首を打ち落とし、都へと帰るのであった。
源頼光の武勇譚を題材としたダイナミックな能。
さらに詳しい解説は<こちら>から