銕仙会

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銕仙会上演記録

■2021年01月11日 定期公演

  • 「翁」馬野正基
  • 舞囃子「田村」観世銕之丞
  • 狂言「鎧」山本東次郎
  • 能「巻絹」観世淳夫
会 場
宝生能楽堂(全席指定)
日 時
  • 2021年1月11日(月・祝)
  • 午後1時30分開演
銕仙会定期公演〈1月〉

(おきな)

馬野 正基
三番叟 山本凜太郎
千歳 馬野 訓聡
面箱 山本 則重
     
竹市  学
小鼓頭取 鵜澤洋太郎
 〃 脇鼓 田邊 恭資
飯冨 孔明
大鼓 佃 良太郎
     
地謡 野村 昌司
小早川 修
西村 高夫
柴田  稔
北浪 貴裕
後見 観世銕之丞
浅見 慈一
都合により地謡を変更いたしました。

「とうとうたらりたらりら」という翁の謡い出しから始まり、颯爽とした千歳の舞、荘重な翁の舞、三番叟の力強い揉之段、鈴之段が舞われる。「能にして能にあらず」と言われ、天下泰平・五穀豊饒を寿ぎ予祝する、能の古態を留める神事の芸能。

さらに詳しい解説は<こちら>から

——〈休憩20分〉——

舞囃子 田村(たむら)

シテ 坂上田村麻呂 観世銕之丞
     
藤田 貴寛
小鼓 田邊 恭資
大鼓 原岡 一之
     
地謡 谷本 健吾
北浪 貴裕
西村 高夫
山本 順之
清水 寛二

春の清水寺に現れた不思議な童子は、実は坂上田村麻呂の化身であった…。桜満開の春の宵に語られる観音の霊験譚を描いた能。

舞囃子では、観音の瑞験により伊勢国鈴鹿の凶徒に討ち勝った田村麻呂の武勇を見せる。

さらに詳しい解説は<こちら>から

狂言 (よろい)

シテ 太郎冠者 山本東次郎
アド 山本 則秀
すっぱ 山本 則重

鎧くらべをすることになったこの辺りの者は、太郎冠者を呼び出だして都へ鎧を求めてくるよう命じる。

 都に着くも、鎧がどんなものか知らない太郎冠者。そこへ鎧売りだと名乗るすっぱ(詐欺師)が現れて…。

——〈休憩10分〉——

能 巻絹(まきぎぬ)

シテ 巫女 観世 淳夫
ツレ 都ノ男 長山 桂三
ワキ 臣下 舘田 善博
アイ 下人 山本 則秀
     
藤田 貴寛
小鼓 曽和 正博
大鼓 亀井 広忠
太鼓 小寺眞佐人
     
地謡 鵜澤  光
小早川泰輝
安藤 貴康
野村 昌司
浅見 慈一
清水 寛二
浅井 文義
小早川 修
     
後見 浅見 真州
柴田  稔

熊野へ向かう旅の途中、音無天神で薫る冬梅に惹かれて和歌を手向けた男は、巻絹奉納の期日に遅れてしまう。

罰として男は捕らわれるが、そこへ音無天神が憑く巫女が現れ、男の罪を赦すよう臣下に告げる。巫女を疑う臣下に、男が手向けた和歌の上の句と下の句を男と巫女で続けて詠み、疑いは晴れて男の罪は許される。巫女は和歌の功徳を説き、祝詞を捧げて神楽を舞ううちに神懸りとなるも、やがて神々は巫女の身体を離れ、巫女は正気に戻るのであった。

山深い熊野を舞台に、和歌の威徳を説いた神秘な能。

さらに詳しい解説は<こちら>から

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