銕仙会

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銕仙会上演記録

■2021年04月09日 定期公演

  • 狂言「魚説法」野村万作
  • 能「賀茂 素働・御田」清水寛二
会 場
宝生能楽堂(全席指定)
日 時
  • 2021年4月9日(金)
  • 午後6時30分開演(午後6時開場)
定期公演〈4月〉

狂言 魚説法(うおぜっぽう)

シテ 新発意 野村 万作
アド 施主 石田 淡朗
     
後見 月崎 晴夫

漁師をやめて出家した新発意(新米の僧)は、上京の途中で信心深い男と出会い、無理やり説法を頼まれる。しかし説法などできない新発意。それでもお布施は欲しいので、知りえる魚の名前を説法に織り交ぜて…。

——————〈休憩15分〉———————

能 賀茂 素働・御田(かも しらはたらき・おんだ)

前シテ
後シテ
里女
別雷神
清水 寛二
前ツレ 里女 北浪 貴裕
後ツレ 御祖神 安藤 貴康
ワキ 室明神ノ神職 福王 和幸
ワキツレ 従者 村瀬  提
村瀬  慧
アイ 神主 野村 萬斎
立衆 早乙女 野村 裕基
野村太一郎
中村 修一
内藤  連
飯田  豪
   
杉 信太朗
小鼓 鵜澤洋太郎
大鼓 亀井 広忠
太鼓 林 雄一郎
     
地謡 観世 淳夫
長山 桂三
野村 昌司
浅見 慈一
馬野 正基
西村 高夫
浅井 文義
柴田  稔
     
  後見 観世銕之丞
  谷本 健吾
  後見 深田 博治
  高野 和憲

播州室明神に仕える神職の者たちが下賀茂社に参詣すると、晩夏の糺の森で水を汲む里女が現れる。川辺に築かれた真新しい祭壇と白羽矢の由緒を女に尋ねると、その矢は賀茂のご神体だといい、昔、秦氏女という水汲みが川上より流れて来たこの矢を拾い上げたことから懐妊し、そして生まれたのが別雷神なのだと語る。さらに女は濁りなき賀茂川の風情を讃えると、神の化身であることを明かして姿を隠す。

そして御祖神が天女の姿で現れ、治まる御代を祝して舞を舞う。すると別雷神が雷雨とともに来現して五穀豊穰を予祝し、やがて虚空に帰っていくのであった。

清らかな水の流れと豪快な雷鳴の響きが冴え渡る脇能。

さらに詳しい解説は<こちら>から

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