■2022年05月13日 定期公演
- 狂言「宗八」野村万蔵
- 能「江口 干之掛」鵜澤久
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
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- 2022年5月13日(金)
- 午後6時開演(午後5時30分開場)
狂言 宗八(そうはち)
シテ | 宗八 | 野村 万蔵 |
アド | 有徳人 | 河野 佑紀 |
小アド | 僧 | 野村拳之介 |
このあたりの有徳人(富者)が、僧と料理人を雇おうと高札(告知板)を打つと、元僧の料理人宗八と、元料理人の僧が名乗りを上げる。二人は雇われるも、転職したばかりで仕事に不慣れなので互いに前職を明かし、仕事を教え合うことに…。
能 江口 干之掛(えぐち かんのかかり)
前シテ 後シテ |
里女 江口ノ君 |
鵜澤 久 |
ツレ | 遊女 | 浅見 慈一 |
〃 | 〃 | 鵜澤 光 |
ワキ | 旅僧 | 宝生 欣哉 |
ワキツレ | 従僧 | 則久 英志 |
〃 | 〃 | 御厨 誠吾 |
アイ | 里人 | 野村万之丞 |
笛 小鼓 大鼓 |
松田 弘之 幸 正昭 亀井 忠雄 |
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地謡 | 安藤 貴康 谷本 健吾 長山 桂三 馬野 正基 |
小早川 修 西村 高夫 観世銕之丞 柴田 稔 |
後見 | 浅井 文義 | |
清水 寛二 |
江口の遊女の旧跡として名高い、摂津国江口の里を訪れた旅僧。
その昔、西行法師は江口の君に一夜の宿を断られ、それを咎めた歌を詠んだという。僧がその歌を口ずさむと、そこに里の女が現れ、出家の身である西行に「仮の宿」に執着してはならないと説いた江口の君の返歌を教え、我は江口の君の幽霊だと明かして姿を消す。
僧の弔いに引かれ、川舟に乗った江口の君の幽霊が遊女らと共に現れた。澄み渡る月光のもと、遊女は舟遊びの様子を見せ、迷える無常の世の理を説き、舞を舞う。やがて悟りの境地に達した江口の君は、まばゆい光に包まれて普賢菩薩と化し、西の空に消えてゆくのであった。
江口の君が諸行無常を説く気品高い能。
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