■2024年09月13日 定期公演
- 能「龍田 移神楽」清水寛二
- 狂言「菊の花」野村萬斎
- 能「恋重荷」片山九郎右衛門
- 会 場
- 観世能楽堂(全席指定)
- 日 時
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- 日時 2024年9月13日(金)
- 午後6時開演(午後5時30分開場)
能 龍田 移神楽(たつた)
前シテ 後シテ |
神巫 龍田姫神 |
清水 寛二 |
ワキ | 旅僧 | 御厨 誠吾 |
ワキツレ | 従僧 | 則久 英志 |
〃 | 〃 | 渡部 葵 |
アイ | 里人 | 深田 博治 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
八反田智子 林 吉兵衛 大倉慶乃助 林 雄一郎 |
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地謡 |
小早川康充 青木 健一 安藤 貴康 野村 昌司 |
小早川 修 柴田 稔 西村 高夫 鵜澤 久 |
後見 | 谷本 健吾 | |
鵜澤 光 |
諸国を巡る旅僧が大和国龍田川に出た。そこに現れた巫女は冬枯れの木立の中に一本だけ今を盛りと紅葉する御神木のもとへと僧を案内し、自分こそ神体の龍田姫神だと明かすと御殿のうちに消え失せてしまう。
やがて龍田姫神が神々しい姿で現れると、龍田山の紅葉の美しさを愛で、夜神楽を奏して舞を舞う…。
色鮮やかな紅葉を湛える御神木を象徴に、和歌や神代の世界を描いた情趣に富んだ能。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から
—————————〈休憩10分〉—————————
狂言 菊の花(きくのはな)
シテ | 太郎冠者 | 野村 萬斎 |
アド | 主 | 高野 和憲 |
後見 | 内藤 連 |
都見物に出た太郎冠者が菊の花を頭に挿して通りを歩いていると、その姿を見た美しい上臈が歌を詠んだ。それに対し、風流な返歌をしたため冠者は上臈に気に入られ、祇園の酒宴へと招かれるが…。
能 恋重荷(こいのおもに)
前シテ 後シテ |
山科荘司 荘司ノ亡霊 |
片山九郎右衛門 |
ツレ | 女御 | 北浪 貴裕 |
ワキ | 臣下 | 福王 和幸 |
アイ | 下人 | 野村 裕基 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
藤田 貴寛 観世新九郎 原岡 一之 三島元太郎 |
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地謡 | 小早川康充 小早川泰輝 安藤 貴康 谷本 健吾 |
長山 桂三 馬野 正基 浅井 文義 観世 淳夫 |
後見 | 観世銕之丞 | |
浅見 慈一 |
菊守の老人、山科荘司が女御に対して秘かな恋心を抱いていると聞いた白河院の臣下は荘司を呼び出す。この荷を持ち、庭を百度千度廻るならば女御が姿を見せるというのだ。しかし荘司は重しの入ったその荷を遂に持ち上げることが出来ず、絶望のうちに女御を怨んで憤死してしまう。
やがて荘司の亡霊が現れると、身分違いの叶わぬ恋心を弄ばれた恨みを述べ、女御を責め立てる…。
恋心を荷に例えて老人の恋の妄執を強烈に描いた能。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から