銕仙会会員、野村幻雪（本名 四郎）が８月21日（土）午前11時６分、渋谷区広尾の日本赤十字社医療センターにて多発性血管炎性肉芽腫症のため逝去致しました。享年84。葬儀・告別式は親族のみにて執り行われます。

野村幻雪略歴

六世野村万蔵の四男。1936年生まれ。二十五世観世左近及び観世寿夫に師事。重要無形文化財保持者（各個認定）、東京芸術大学名誉教授、一般社団法人日本能楽会会長、一般社団法人観世会顧問、公益社団法人銕仙会相談役。

1940年　狂言「靭猿」で初舞台
1952年　観世宗家に入門
1955年　能「俊成忠度」で初シテ
1987年　文化庁芸術祭優秀賞受賞
1994年　芸術選奨文部大臣賞受賞
1998年　紫綬褒章受章
2003年　観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞
2006年　日本芸術院賞受賞
2021年　観世宗家より雪号を許され、幻雪を名乗る。