銕仙会

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その他の催し

第二回 三人の会

  • 能「八島」川口晃平
  • 狂言「貰聟」山本則重
  • 一調「班女」谷本健吾
  • 能「海士」坂口貴信
会 場
観世能楽堂(全席指定)
日 時
  • 2017年6月10日(土)
  • 13時開演(正午開場)
  • 17時40分頃終演予定
入場料
こちらをご覧下さい
三人の会

お申込・お問合せ

・銕仙会 TEL:03-3401-2285(平日10時~17時)FAX:03-3401-2313

  ※銕仙会ホームページでのお申込はこちらからどうぞ

・観世会 TEL:03-5778-4380(平日10時~17時)
・観世ネット www.kanze.net(ネットで予約、コンビニ発券)
・チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:457-180)

 

  • ■事前講座のお知らせ■

    「三人の会」同人の三名が見どころ、聞きどころ、曲への思い、また当日の三曲に関連する能面や小道具をご覧頂き、当日の舞台をより楽しんで頂けるよう解説致します。
  •  
  •  日時:2017年5月25日(木)午後7時
  •  会場:国立能楽堂2階 大講義室
  •  講座代:チケットをお持ちの方は無料(要申込/必ずチケットをご持参下さい)
  •   ※チケットをお持ちでない方は2,000円

仕舞 

鞍馬天狗 谷本 康介
地謡 観世 淳夫
坂口 貴信
鵜澤  光
安藤 貴康

能 八島

前シテ
後シテ
漁翁
源義経
川口 晃平
ツレ 漁夫 谷本 健吾
ワキ 旅僧 宝生 欣哉
ワキツレ 従僧 舘田 善博
梅村 昌功
アイ 浦人 山本 則秀
   
竹市  学
小鼓 大倉源次郎
大鼓 亀井 忠雄
   
地謡 観世 淳夫 小田切康陽
安藤 貴康 梅若 紀彰
林 宗一郎 梅若 玄祥
清水 義也 観世 喜正
   
  後見 岡  久廣
  山中 迓晶
 

西国行脚の都の僧が讃岐国(香川県)八島(屋島)の浦に着く。日も暮れ、塩焼き小屋に一夜の宿を借りようと旅僧が人を待つところに、漁翁と漁夫が春の夜の浦景色を愛でつつ塩屋へと帰ってきた。僧が都から来たと聞いて、老人は塩屋に招き入れる。

旅僧は夜すがら源平屋島合戦の有様を語って聞かせてほしいと老人に所望する。

義経の立派な大将ぶり、悪七兵衛景清が三保谷四郎の兜の錣を掴んで引きあった錣引の様、佐藤継信が義経を守るため能登守教経の矢に倒れた最期など、老人はあまりに詳しく物語る。不審に思った僧が老人にその名を問うと、老人は自分が義経であることをほのめかし、消え失せてしまう。

〈中入〉

やがて夜も更けゆき、微睡む僧の夢枕に甲冑姿をした義経の霊が現れた。

義経は修羅道の苦患を述べると、八島(屋島)合戦で取り落として波に流された弓を名誉のため命を賭して取り戻したという弓流しの様を僧に語って聞かせる。

やがて再び修羅の時が訪れる。義経は修羅道の果てることない争いに再び身を投じ、夜明けとともに消え失せてしまう。

「田村」「箙」とともに勝修羅三番に数えられる世阿弥作の修羅能の代表作。

〈休憩20分〉

狂言 貰聟

シテ 山本 則重
アド 山本 則秀
アド 山本東次郎
   

酒に酔い、千鳥足で帰宅した夫。なおも酒を出せと命じるが、妻が断ると腹を立てて妻を打擲した勢いで、勢い妻に暇を出してしまう。

妻は実家に戻るが、毎度のことに舅はまたかと呆れつつ、子のこともあるので我慢するよう娘を説得する。しかし今回ばかりは娘の決意も固く、舅も仕方なく受け入れる。

さて酔いが醒め、ばつの悪そうな夫が妻を連れ戻そうと舅の家を訪ねる。娘は戻っていないと舅はとぼけるが、母恋しさに子が泣くので、妻を戻してくれと夫は重ねて頼む。

それを聞いた妻は堪らず飛び出し、早速帰ると言い出す。先程の覚悟はどうしたと舅も怒り心頭。力づくで妻を連れ帰ろうとする夫と舅は取っ組み合いとなるが……。

一調 班女

谷本 健吾
大鼓 亀井 忠雄

一調は、謡と小鼓・大鼓・太鼓の内の一つで演奏する形式。今回は謡と大鼓の一調で〈班女〉のクセの部分を上演する。〈班女〉のクセは、班女が音信のない恋人 吉田少将への思いに浸る内容。大鼓は、能の時とは異なる特別な手を打つ。

仕舞

難波 観世 喜正
放下僧 小歌 観世銕之丞
定家 梅若 玄祥
善界 山階彌右衛門
地謡 梅若 紀彰
浅見 重好
小田切康陽
清水 義也
〈休憩15分〉

能 海士

前シテ
後シテ
海人
龍女
坂口 貴信
子方 房前大臣 谷本悠太朗
ワキ 従者 殿田 謙吉
ワキツレ 従者 御厨 誠吾
野口 琢弘
アイ 浦人 山本 則重
   
松田 弘之
小鼓 観世新九郎
大鼓 亀井 広忠
太鼓 観世 元伯
   
地謡 鵜澤  光 山中 迓晶
川口 晃平 岡  久廣
木月 宣行 観世銕之丞
角 幸二郎 浅見 重好
   
  後見 山階彌右衛門
  林 宗一郎

藤原房前大臣は讃岐国志度の浦が亡き母の死地だと知り、追善供養のため浦を訪れる。
そこに賎が暮らしを嘆きつつ現れた海士に房前の従者は海松布を刈るよう頼む。水底に映る月を見るのに邪魔になるというのだ。

海士は以前にも同様に貴人の願いでこの浦の海士が海に潜り、龍宮に取られた宝珠を取り戻したことがあったと教える。またその宝珠の中には釈迦の像があり、どの角度から見ても正面を向いているので面向不背の珠というのだと言い、その由来を物語る。

藤原鎌足の娘で、今の大臣淡海公(藤原不比等)の妹が唐の高宗の后になった際、藤原家の氏寺である興福寺に三つの宝が下された。しかしその内の一つである面向不背の珠は海を渡る途中、龍宮に取られてしまった。それを取り戻すため淡海公はこの地に下り、一人の海士と契りを交わし一人の子を儲けた。それが房前の大臣だという。

さらに海士は従者に宝珠を取り戻した様を再現して見せるよう請われ、仕方話に語り始める。

宝珠を取り戻すことを条件に、わが子を淡海公の世継ぎにすることを約束した海士は、決死の覚悟で海に潜り、命と引き換えに龍神の守る宝珠を取り戻したのだ。

そう語り終えた海士は自分こそその海士の亡霊だと明かし、弔いを願う文を房前に手渡して再び海中に消え失せる。

〈中入〉

やがて管絃講の弔いに、法華経の経巻を手に海士が龍女と変じて現れた。龍女は弔いに謝し、経巻を読みあげて法華経の功徳により成仏し得たことを喜び、舞を舞う。

以後、この寺を志度寺と呼び、仏法の栄える霊地となったのだという。

金春権守が得意としたとされる古作能で、後に世阿弥が手を加えたと推測されている。


入場料(全席指定)
S席 10,000円
A席 7,000円
B席 5,000円
学生 3,000円

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