第二十二回 鵜澤久の会
—巡る歳の祝い—
- 「神歌」観世銕之丞
- 能「鷺」鵜澤久
- 狂言「素袍落」山本東次郎
- 能「弱法師 盲目之舞」鵜澤光
- 会 場
- 宝生能楽堂
- 日 時
-
- 2021年1月17日(日)
- 13時開演(12時30分開場)
- 17時頃終演予定
- 入場料
- こちらをご覧下さい
- 主 催
- 鵜澤久の会・雅友会・鵜澤久後援会

日時 2021年1月9日(土)午後2時〜4時
会場 国立能楽堂2階大会議室
講師 三浦裕子(武蔵野大学教授)、鵜澤久
入場無料
(公演のチケットをお持ちの方、ご予約いただいた方のための講座。講座当日に公演チケットの購入も可能)
お申込・お問合せ
鵜澤久の会 TEL/FAX:03-3782-0708
E-mail uhisa@bk.iij4u.or.jp
鵜澤久サイト:http://www.uzawahisa.jp
銕仙会 TEL:03-3401-2285(平日10時〜17時)
銕仙会WEB予約はこちらからどうぞ
神歌(かみうた)
翁 | 観世銕之丞 | |
千歳 | 観世 淳夫 | |
地謡 |
浅見 慈一 柴田 稔 山本 順之 西村 高夫 小早川 修 |
「翁」は能にして”能にあらず”とも言われ、最も神聖視され、天下泰平、国土安穏、五穀豊穰を祈る。
極めて祝言性の高い、能の中でその発生は一番古いと言われる。この曲の詞章のみを翁と千歳と地謡だけで面・装束を着けず囃子も入らない”素謡”の形式で謡うもの。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から
能 鷺(さぎ)
シテ | 鷺 | 鵜澤 久 |
ツレ | 王 | 野村 四郎 |
ワキ | 蔵人 | 宝生 欣哉 |
ワキツレ | 大臣 | 工藤 和哉 |
〃 | 立衆 | 宝生 尚哉 |
〃 | 〃 | 野口 琢弘 |
〃 | 〃 | 安田 登 |
〃 | 〃 | 野口 能弘 |
〃 | 輿舁 | 吉田 祐一 |
〃 | 〃 | 大日方 寛 |
アイ | 官人 | 石田 幸雄 |
笛 | 一噌 庸二 | |
小鼓 | 鵜澤洋太郎 | |
大鼓 | 亀井 忠雄 | |
太鼓 | 小寺眞佐人 | |
地謡 | 小早川泰輝 安藤 貴康 長山 桂三 北浪 貴裕 |
小早川 修 西村 高夫 浅見 真州 柴田 稔 |
後見 | 観世銕之丞 | |
清水 寛二 | ||
観世 淳夫 |
神泉苑の池のほとりに鷺(シテ)が降り立つ。そこに帝(ツレ・醍醐天皇)が行幸し、蔵人(ワキ)に鷺を捕えるよう命じる。気づいた鷺は驚いて飛び立つが勅諚であると聞いて、羽を垂れて地に伏す。恭順の意を示す鷺に感じ入った帝は、五位の爵位を与える。それを喜び鷺は舞を舞い、空高く飛び去っていくのであった。
シテの鷺は、清浄無垢な存在である。それを表すように、白一色の装束を着て舞う舞を「鷺乱(さぎみだれ)」と言い、かつては一子相伝の特別な曲であった。
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仕舞
実盛(さねもり) | 櫻間 金記 |
地謡 | 谷本 健吾 馬野 正基 浅井 文義 浅見 慈一 |
斎藤別当実盛は、錦の直垂を着、白髪を黒く染めて篠原の戦に臨んだ。しかし手塚太郎等に討たれた。
気骨ある老武者実盛を描いた能。「実盛」の後半部分を面・装束をつけず、囃子も入らない演奏形式である”仕舞”として舞う。
今回は金春流シテ方櫻間金記氏によって舞われますが、その地謡は観世流ですので異流共演となります。
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狂言 素袍落(すおうおとし)
シテ | 太郎冠者 | 山本東次郎 |
アド | 主 | 山本凜太郎 |
〃 | 伯父 | 山本 則重 |
突然に伊勢参宮を思い立った主人は、かねて同行を約束していた伯父のもとに太郎冠者を使いに出す。急な誘いを断った伯父は、太郎冠者に酒を振る舞う。したたかに酔った太郎冠者は…。
伊勢参りの喜びを背景に持つ太郎冠者ものの傑作。
能 弱法師盲目之舞(よろぼし もうもくのまい)
シテ | 俊徳丸 | 鵜澤 光 |
ワキ | 高安通俊 | 森 常好 |
アイ | 通俊ノ下人 | 野村太一郎 |
笛 | 八反田智子 | |
小鼓 | 大山 容子 | |
大鼓 | 國川 純 | |
地謡 | 小早川泰輝 観世 淳夫 谷本 健吾 長山 桂三 |
北浪 貴裕 馬野 正基 浅井 文義 浅見 慈一 |
後見 | 野村 四郎 | |
鵜澤 久 |
人の讒言(ざんげん)によって、高安通俊(ワキ)は、我が子の俊徳丸(シテ)を捨ててしまう。そのことのため春の彼岸に七日間の施行を引くこととする。
一方の俊徳丸は悲しみのあまり盲目となり、天王寺で物乞いをして生きている。”ヨロボウシ”と仇名された俊徳丸は、日想観(沈む太陽に極楽浄土を観想すること)の為、難波の海に向かい夕陽を拝む。目の前の全ての景色を心眼で見、その美しさに心躍らせる。しかし現実は非情でもあった。
やがて通俊は弱法師が我が子であると気づくが、人目を恐れ、夜になって名のり、再会し、連れ帰るのであった。
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S席 | 10,000円 |
A席 | 9,000円 |
B席 | 7,000円 |
C席 | 6,000円 |
D席 | 5,000円 |
学生 | 各席 1,000円引 |