故浅見真州三回忌追善
代々木果迢会別会
- 能「重衡」浅見慈一
- 舞囃子「融」小早川泰輝
- 狂言「清水座頭」野村万作
- 能「乱」小早川康充
- 会 場
- 国立能楽堂(全席指定)
- 日 時
-
- 2023年7月9日(日)
- 午後1時開演(12時開場)
午後6時頃終演予定
- 入場料
- こちらをご覧下さい
- 主 催
- 代々木果迢会 http://www.yoyoginoubutai.com

お申込・お問合せ
銕仙会 TEL:03-3401-2285(平日午前10時〜午後5時)FAX:03-3401-2313
会場 国立能楽堂2階大講義室
日時 6月17日(土)午前10時半~12時
講師 小田幸子(能狂言研究家)
※チケット購入者は無料。チケット未購入の場合2,000円
※定員160名
※要予約(上記銕仙会までお申し込みください)
お話
能 重衡(しげひら)
前シテ 後シテ |
尉 平重衡ノ霊 |
浅見 慈一 |
ワキ | 旅僧 | 福王茂十郎 |
アイ | 里ノ男 | 石田 幸雄 |
笛 小鼓 大鼓 |
藤田 貴寛 飯田 清一 國川 純 |
|
地謡 | 武田 宗典 坂井 音雅 武田 友志 北浪 貴裕 |
松木 千俊 小早川 修 浅井 文義 馬野 正基 |
後見 | 清水 寛二 | |
小早川泰輝 |
季節は春。諸国一見の旅僧が京より奈良へ向かう。途中、奈良坂に至り盛りを迎えた桜の木の下で一人の老人に会う。老人は旅僧に坂より眺める南都の寺々を教え、さらに木津川の辺りに立つ笠卒塔婆の謂れを語る。卒塔婆は、この地で斬首された平重衡の墓標であり、旅僧に老人は回向を願った。そして、自らが重衡の化身である事を示して卒塔婆の陰に姿を消した。
〈中入〉
夜、花も盛りに咲く桜の木陰より、重衡の亡霊が生前の武将姿で現れた。重衡による南都の寺社の焼き討ち、僧侶等の殺戮と仏法破壊の罪業は重く、重衡の魂は修羅道の苦患に陥っていた。その苦しみの救済を深く願い、回向を求めつつも、再び空しい修羅の闘いの中に消えて行くのであった。
告知動画「重衡」https://www.youtube.com/watch?v=JObqBju3ySQ
仕舞
江口キリ(えぐち) | 観世 恭秀 |
笹之段(ささのだん) | 武田 志房 |
地謡 |
武田 宗典 松木 千俊 小早川 修 坂井 音雅 |
独吟 玉取(たまとり)
舞囃子 融(とおる)
シテ | 小早川泰輝 | |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
栗林 祐輔 曽和伊喜夫 柿原 孝則 大川 典良 |
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地謡 |
鵜澤 光 長山 桂三 馬野 正基 北浪 貴裕 谷本 健吾 |
狂言 清水座頭(きよみずざとう)
シテ | 座頭 | 野村 万作 |
アド | 瞽女 | 中村 修一 |
後見 | 野村 遼太 |
能 乱(みだれ)
シテ | 猩々 | 小早川康充 |
ワキ | 高風 | 村瀬 提 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
栗林 祐輔 曽和伊喜夫 柿原 孝則 大川 典良 |
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地謡 | 小早川泰輝 安藤 貴康 谷本 健吾 長山 桂三 |
鵜澤 久 西村 高夫 観世銕之丞 柴田 稔 |
後見 | 浅井 文義 | |
観世 淳夫 |
揚子の里に高風と名乗る孝行息子がいた。ある夜の夢に従い、市場に出て酒を売ると夢の告げどおりに富貴の身となる。また市ごとに店に来て酒を求める若い男がいて、酒盃をいくら重ねても面色も変わらない。
不思議に思い、男に名を問うと『自分は海中に棲む猩々なのだ』と答え、瀋陽の江の辺りで酒を湛えて待つが良いと告げた。高風が酒を用意して猩々を待っていると、いずこともなく猩々が現れた。
猩々は酒を飲み舞い遊び、戯れる。そして高風の孝行に報い、いくら酒を飲んでも尽きない酒壺を高風に授けて祝福するのだった。
小書『乱』は『猩々』の替えであり、『乱』『猩々乱』と記される。装束が替わり、見せ場である水上で酔った猩々が楽しく舞う様を、波の上で戯れるような独特な足遣いや型で表現する舞事となる。
告知動画「乱」https://www.youtube.com/watch?v=yOE18EbCAxw
さらに詳しい解説は〈こちら〉から