第三回 観世淳夫之会
- 能「半蔀」観世淳夫
- 狂言「宗論」野村太一郎
- 能「石橋」観世淳夫
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
-
- 2023年8月20日(日)
- 午後2時開演(午後1時30分開場)
- 午後6時30分頃終演予定
- 入場料
- こちらをご覧下さい

銕仙会 電話03-3401-2285(午前10時〜午後5時)
主催 観世淳夫
- 事前講座「半蔀」「石橋」
- 会 場:銕仙会能楽研修所
- 日 時:2023年8月3日(木)午後6時30分より(午後8時終了予定)
- 講 師:原瑠璃彦(静岡大学専任講師)、観世淳夫
- 受講料:資料代500円
- ※要事前申込み(銕仙会TEL03-3401-2285)
能 半蔀(はじとみ)
前シテ 後シテ |
里女 夕顔女 |
観世 淳夫 |
ワキ | 僧 | 殿田 謙吉 |
アイ | 所の者 | 野村 裕基 |
笛 小鼓 大鼓 |
竹市 学 鵜澤洋太郎 柿原 弘和 |
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地謡 | 大槻 裕一 | 鵜澤 久 |
小早川泰輝 | 片山九郎右衛門 | |
武田 祥照 | 浅井 文義 | |
青木 健一 | 西村 高夫 | |
後見 | 清水 寛二 | |
安藤 貴康 |
夏安居(げあんご)も過ぎたある日、京都・雲林院(うんりんいん)の僧が色良き花を集め、仏に供える。
ふと僧は、そのうちの白い花がほほえんでいることに気がつき、不思議に思う。
そのとき、どこからともなく一人の女性があらわれ、それは夕顔の花だと僧に教える。しかし、僧が名を尋ねるも、女性は五条あたりの者と答えるのみで、すぐに姿を消す。
女性が光源氏の恋人・夕顔の亡霊と思しきことを知った僧は、五条あたりを訪れる。
草が生い茂り、夕顔の咲く、ものさびしい家。そこで僧が夕顔の弔いを行おうとすると、半蔀(上半分を吊り上げる蔀戸)を開き、夕顔の亡霊があらわれる。
彼女は、夕顔の花にちなむ光源氏との恋の思い出を懐古し、舞を舞う。
『源氏物語』夕顔巻のエピソードを踏まえ、はかなく繊細な恋を描いた優れた小品。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から
狂言 宗論(しゅうろん)
シテ | 浄土僧 | 野村太一郎 |
アド | 法華僧 | 中村 修一 |
小アド | 宿の亭主 | 飯田 豪 |
後見 | 月崎 晴夫 |
法華宗の僧が、甲斐国・身延山から都へ帰ろうとすると、信濃国・善光寺から都へ帰る浄土宗の僧と出会う。
最初はともに都に帰る仲間ができたと喜び合うも、互いの宗旨が異なることに気づくと、二人は宗論(教義間の論争)をはじめるのだが……。
仕舞
頼政 | 片山九郎右衛門 |
砧 前 | 観世銕之丞 |
地謡 |
安藤 貴康 長山 桂三 西村 高夫 谷本 健吾 |
能 石橋(しゃっきょう)
前シテ 後シテ |
童子 獅子 |
観世 淳夫 |
ワキ | 寂昭法師 | 宝生 欣哉 |
アイ | 仙人 | 野村 萬斎 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
杉 信太朗 大倉源次郎 大倉慶乃助 林 雄一郎 |
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地謡 | 安藤 貴康 川口 晃平 坂口 貴信 谷本 健吾 |
角当 直隆 柴田 稔 観世銕之丞 長山 桂三 |
後見 | 片山九郎右衛門 | |
鵜澤 光 |
唐の国・清涼山(しょうりょうせん)にかかる石橋。
幅は一尺もなく、長さは三丈あまり。
橋の表面は苔むしていて滑りやすく、その下には足がすくむほど底深い谷が。
常人にはとうてい渡ることのできない恐ろしい石橋。しかし、渡った先には、文殊菩薩のまします浄土があるという。
寂昭法師(大江定基)が唐へ赴き、清涼山の石橋を訪れると、一人の不思議な童子と出会う。
童子は、石橋を渡ろうとする寂昭法師を制止し、石橋の所縁と、渡ることの難しさを説く。
童子が姿を消すと、一人の仙人が石橋を渡ろうとやって来るが、結局は恐れをなして立ち去ってゆく。
やがて、激しい音楽とともに文殊の浄土から獅子があらわれ、馥郁たる牡丹の花の傍らで、勇壮な舞を見せる。
後には歌舞伎など、多くの芸能に影響を与えた人気曲「石橋」。
獅子を複数出すなどさまざまな上演方法があるほか、半能として後半のみが上演されることも多いが、今回は一人獅子にて全曲が上演される。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から
入場料(全席指定) | |
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S席 | 10,000円 |
A席 | 8,000円 |
B席 | 7,000円 |
C席 | 4,000円 |
U25席(25歳以下) | 3,000円 |