銕仙会
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古浄瑠璃 弘知法印御伝記大沼館の場(こうちほういんごでんき)
浄瑠璃 | 渡部八太夫 | |
人形 | 西橋八郎兵衛 | |
堀 八島 逸見 八里 |
弥彦山麓の裕福な長者の家に生まれた大沼弘友(のちの弘知法印)は、懐妊中の妻と幼い長男がありながら遊興に耽ってばかりいた。父・秋弘は弘友を諫めるために柏崎の遊里を訪れるが…。
即身仏となった弘知法印の伝説を基にした説経浄瑠璃。一六八五年に江戸日本橋の説経座で上演。一九六三年早稲田大学の鳥越文蔵氏によって一六八五年(貞享二年)刊の絵入り本がイギリスの大英博物館で発見され、世に知られる。ドナルド・キーン氏により復活上演が提案され、二〇〇九年六月に柏崎市で越後猿八座による古浄瑠璃『越後国 柏崎 弘知法印御伝記』として復活上演。二〇一七年六月には大英図書館でも上演。
能 柏崎(かしわざき)
シテ | 柏崎殿の妻・花若の母 | 清水 寛二 | |
ワキ | 柏崎殿の家臣・小太郎 | 殿田 謙吉 | |
ワキツレ | 善光寺の住僧 | 野口 琢弘 | |
子方 | 住僧の弟子(花若) | 安藤継之助 | |
笛 小鼓 大鼓 |
松田 弘之 観世新九郎 白坂 信行 |
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地謡 | 小早川康充 小早川泰輝 長山 桂三 北浪 貴裕 |
馬野 正基 柴田 稔 西村 高夫 小早川 修 |
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後見 | 観世銕之丞 | ||
谷本 健吾 | |||
観世 淳夫 |
越後国、柏崎。妻は鎌倉に訴訟に出かけた夫・柏崎殿と子の花若の帰りを三年間待っていた。そこへ家臣小太郎のもたらしたのは、夫の死の報と形見、そして花若遁世の報と別れの文だった。
日を経て、信濃国、善光寺の本堂。狂女が女人禁制をおしのけ、夫の形見の烏帽子直垂を身にまとい、本尊阿弥陀如来に思いの舞を捧げ…。
『世子六十以後申楽談儀』 に 「柏崎などは、榎並の左衛門五郎作なり。さりながら、何もわろき所を除き、よき事を入れられければ、皆世子の作なるべし。今の柏崎には、土車の能の曲舞を入れられる」 とある。
世阿弥の自筆本〈カシワザキ〉が、奈良生駒の宝山寺に現存している。これは金春禅竹に相伝されたものと言われるが、現行本とは、詞章や間狂言・舞の有無など異なるところがあり、これを 『柏崎‐古式』 として山本順之氏が復元上演された。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から
追加
追加 : 故人追懐の意を込めて短い一節を番組の最後に地謡が謡うこと。
七月八日に逝去された山本順之師には響の会でも多くの地頭を勤めて頂き、また『柏崎』 『卒都婆小町』 『木賊』などのシテを清水・西村の地謡で舞って頂きました。
S席(正面) | 10,000円 |
A席(脇正面) | 8,000円 |
B席(脇正面橋掛り寄り) | 6,000円 |