第十八回 桂諷會
- 能「江口 彩色」長山桂三
- 狂言「簸屑」野村万作
- 能「小鍛冶」長山凜三
- 会 場
- 国立能楽堂
- 日 時
-
- 2026年11月23日(月・祝)
- 午後1時30分開演(12時30分開場)
- 午後5時50分頃終演予定
- 入場料
- こちらをご覧下さい
- 主 催
- 能・狂言鑑賞の会
- 助 成
- アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成(単年助成)]芸術創造活動

一般販売 7月13日(月)午前10時より(銕仙会電話受付は午後1時より)
GETTIIS https://www.gettiis.jp/event/detail/100424/E35218
銕仙会 電話 03-3401-2285(平日午前10時〜午後5時)
チケットぴあ https://t.pia.jp Pコード:543-399
本公演に先立ち、解説講座と体験講座を開催いたします。解説講座では、能楽研究者の表きよし氏に作品の魅力を解説いただくとともに、長山桂三・凜三が実技を交えて見どころなどをお伝えいたします。体験講座は、「江口」と「小鍛冶」の要となる詞章を実際に声に出して謡うことで、身体を通して物語の理解を深めていく新たな取り組みです。
- ●解説講座
日時:2026年11月1日(日)午後1時30分開始(約90分間) - ●体験講座
日時:2026年11月8日(日)午後1時30分開始(約75分間) - [受講料]各1,000円(定員:15名)
- [会場]世田谷長山能舞台(東京都世田谷区上野毛4丁目31番3号)
※事前講座の会場は国立能楽堂ではありませんのでご注意ください。 - [予約]銕仙会 03-3401-2285(平日10時〜17時)
【「解説講座」動画配信】 配信視聴料1,000円
解説講座終了後、ウェブ上で当日の模様を動画配信いたします。視聴をご希望の方は銕仙会にお申込みください。その際にメールアドレスを伺い、後日、ご指定のメールアドレス宛に動画配信のURLとパスワードをご案内いたします。
能 江口 彩色(えぐち)
| 前シテ 後シテ |
里の女 江口の君の霊 |
長山 桂三 |
| ツレ | 遊女の霊 | 坂井 音晴 |
| 〃 | 遊女の霊 | 北浪 貴裕 |
| ワキ | 旅僧 | 御厨 誠吾 |
| ワキツレ | 従僧 | 大日方 寛 |
| 〃 | 〃 | 渡部 葵 |
| アイ | 里人 | 深田 博治 |
|
笛 小鼓 大鼓 |
松田 弘之 大倉源次郎 國川 純 |
|
| 後見 | 清水 寛二 | |
| 鵜澤 光 | ||
| 地謡 | 浅井 文義 馬野 正基 浅見 慈一 坂井 音雅 長山 耕三 武田 文志 小早川泰輝 小早川康充 |
西国行脚の旅に向かった旅僧一行(ワキ・ワキツレ)が、淀川を下って江口の里を訪れる。そこはかつて娼館が立ち並んでいたことで知られ、宿場の長であった遊女・江口の君が一夜の宿を求める西行法師の頼みを断ったことが伝わる場所であった。旅僧たちは江口の君の旧跡の前で、西行法師がそのときの江口の君の姿を詠んだ歌を口ずさむ。すると、里の女(前シテ)が現れ、その歌には返歌があることを教える。それは西行法師に向けてこの世への執着を捨てることを諭すものであり、彼女は自らが江口の君であることを明かして姿を消す。(中入)
里人(アイ)から江口の君が普賢菩薩の生まれ変わりであることを教えられた旅僧たちが彼女を弔っていると、江口の君の霊(後シテ)が遊女(ツレ)を伴って舟に乗って現れる。そして絢爛な舟遊びの様を見せると、彼女は遊女としての身の上を嘆き、この世の無常を語って静かに舞を舞う。やがてこの世は仮の世であると説き、執着からの脱却を諭すと彼女は忽ち普賢菩薩の姿へと変じ、舟が白象となって西の空へと消えて行くのであった。
仏教的世界観の中で世俗の真理を浮き彫りにする本曲は、能屈指の難曲とも言われている。この度は故人を追善する思いを重ねながら、その高度な精神的世界を描いていく。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から
狂言 簸屑(ひくず)
| シテ | 太郎冠者 | 野村 万作 |
| アド | 主 | 野村 裕基 |
| 小アド | 次郎冠者 | 野村 萬斎 |
| 後見 | 高野 和憲 |
宇治橋の供養に訪れる参詣人たちに薄茶を出そうと考えた主(アド)は、太郎冠者(シテ)に簸屑を挽いておくように命じる。簸屑とは、箕でふるった後に残った茶葉のことで、太郎冠者は渋々、茶臼を使って作業に取り掛かるのだが、やがて居眠りを始めてしまう。そこに次郎冠者(小アド)がやってきて眠気覚ましに相撲の話を聞かせたり、小舞を舞って見せるのだが効果がない。そこで、次郎冠者は悪戯を思い付き、寝ている太郎冠者の顔に鬼の面を着けることにする。やがて、主がやってきて「鬼がいる」と大騒ぎになり……。
仕舞
| 井筒(いづつ) | 長山 耕三 |
| 玉之段(たまのだん) | 鵜澤 久 |
| 景清(かげきよ) | 観世銕之丞 |
| 融(とおる) | 観世 淳夫 |
| 地謡 |
馬野 正基 北浪 貴裕 武田 文志 坂井 音晴 |
能 小鍛冶(こかじ)
| 前シテ 後シテ |
童子 稲荷明神 |
長山 凜三 |
| ワキ | 三條宗近 | 宝生 朝哉 |
| ワキツレ | 勅使 | 大日方 陽 |
| アイ | 宗近の下人 | 中村 修一 |
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笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
藤田 貴寛 大倉伶士郎 亀井 広忠 林 雄一郎 |
|
| 後見 | 鵜澤 久 | |
| 安藤 貴康 | ||
| 地謡 |
観世銕之丞 観世 淳夫 西村 高夫 柴田 稔 坂井 音隆 小早川泰輝 小早川康充 武田 章志 |
刀匠の三條小鍛冶宗近(ワキ)のもとに一条院に仕える橘道成(ワキツレ)が訪ねてくると、剣を打てとの勅命を伝える。しかし、帝に献上する剣を完成させるためには同等の実力を備えた相槌が必要であることから、宗近は氏神である稲荷明神の加護を求めて参詣に出向く。すると、そこに不思議な童子(前シテ)が現れ、中国の故事を引くなどして彼を励まし、相槌を勤めることを約束して姿を消す。
やがて、宗近が身支度を整えたところに稲荷明神(後シテ)の化身である狐が現れると共に剣を打ち、表に「小鍛冶宗近」、裏に「小狐」の銘をそれぞれ打ち入れ、遂に名刀小狐丸を仕上げるのであった。
この度は、シテを中心として多数の若手能楽師が出演する。本曲において刀を鍛え上げようとする宗近のひたむきな姿は、芸を磨き続ける芸道者の歩みを重ね合わせることもでき、見どころは尽きない。
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