定期公演〈2月〉
- 狂言「抜殻」大藏彌太郎
- 能「弱法師」浅見慈一
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
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- 2021年2月12日(金)
- 午後6時30分開演(午後5時30分開場)
- 午後8時45分頃終演予定

能「弱法師」事前講座
2月定期公演上演の能「弱法師」をより深く、より楽しく鑑賞して頂くため、能楽研究者と能楽師がその見どころを分かりやすくお話致します。
- 〈日 時〉2021年1月30日(土)午後2時(午後3時30分頃終了予定)
- 〈会 場〉銕仙会能楽研修所 能舞台
〈講 師〉中野顕正(日本女子大学学術研究員)、浅見慈一
〈受講料〉2月定期公演チケットをご購入の方は無料。講座のみ聴講の方は資料代500円を頂戴致します。
狂言 抜殻(ぬけがら)
シテ | 太郎冠者 | 大藏彌太郎 |
アド | 主 | 大藏 基誠 |
主人より使いを命じられた太郎冠者。しかし使いの度に振舞われるはずの酒が今日はないので、戻って主人に催促することに。大盃で何杯も酒を飲み、すっかりご機嫌になった冠者はいよいよ出発するが、使いの途中で眠ってしまう。様子を見に来た主人は、眠っている冠者を懲らしめるため鬼の面をかぶせると、目覚めた冠者は水に映る自分の姿に驚いて…。
——————〈休憩15分〉———————
能 弱法師 (よろぼし)
シテ | 俊徳丸 | 浅見 慈一 |
ワキ | 高安通俊 | 工藤 和哉 |
アイ | 通俊ノ下人 | 大藏 教義 |
笛 | 槻宅 聡 | |
小鼓 | 幸 正昭 | |
大鼓 | 安福 光雄 | |
地謡 | 鵜澤 光 観世 淳夫 谷本 健吾 長山 桂三 |
北浪 貴裕 清水 寛二 西村 高夫 柴田 稔 |
後見 | 浅見 真州 | |
馬野 正基 |
ある人の讒言により我が子の俊徳丸を追い出した高安通俊は、俊徳丸の安楽を願い天王寺で施行を行っていた。
長閑な春の彼岸の頃、盲目ゆえよろめいて歩く姿から弱法師と呼ばれる少年は、通俊が施行する西門の石の鳥居に立ち寄る。袖に散り落ちた花の香を愛でる弱法師。言葉を交わすうちに通俊は弱法師が我が子だと気づくが、人目を憚り夜を待って父だと名乗ることを決める。
そして日想観(夕日に向かい極楽浄土を想う修行)の時。弱法師の心眼にはかつて見た難波の浦の景色が浮かぶ。高揚した弱法師は往来の人に当たって倒れてしまい、自らを恥じる。やがて夜も更け、周りも静まると、通俊は我こそ父であると明かし、慌て恥じる弱法師の手をとって二人高安の里へと帰るのであった。
さらに詳しい解説は<こちら>から
一般前売り券 | 賛助会員 | ||
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S席 | 6,500円 | S会員 | 70,000円 |
A席 | 6,000円 | A会員 | 66,000円 |
B席 | 4,500円 | B会員 | 49,000円 |
C席 | 4,000円 | C会員 | 44,000円 |
学生 | 2,700円 | 団体割引20名以上1割引 |
※賛助会員制度は1月より1年間同じ席で御覧いただくというものですが、随時入会も可能です。
詳しくは銕仙会事務所までお問い合わせください。
TEL 03-3401-2285