定期公演〈3月〉
- 狂言「二人袴」山本泰太郎
- 能「百万 法楽之舞」西村高夫

事前講座「百万」
3月定期公演上演の能「百万」をより深く、より楽しく鑑賞して頂くため、能楽研究者と能楽師がその見どころを分かりやすくお話し致します。
〈日時〉3月5日(金)午後6時半(午後8時終了予定)
〈会場〉銕仙会能楽研修所 能舞台
〈講師〉中野顕正(日本女子大学学術研究員)、西村高夫
〈受講料〉3月定期公演チケットをご購入の方は無料。
講座のみ聴講の方は資料代500円を頂戴致します。
3月定期公演上演の能「百万」をより深く、より楽しく鑑賞して頂くため、能楽研究者と能楽師がその見どころを分かりやすくお話し致します。
〈日時〉3月5日(金)午後6時半(午後8時終了予定)
〈会場〉銕仙会能楽研修所 能舞台
〈講師〉中野顕正(日本女子大学学術研究員)、西村高夫
〈受講料〉3月定期公演チケットをご購入の方は無料。
講座のみ聴講の方は資料代500円を頂戴致します。
狂言 二人袴(ふたりばかま)
シテ | 聟 | 山本泰太郎 |
アド | 舅 | 山本 則孝 |
〃 | 太郎冠者 | 若松 隆 |
〃 | 親 | 山本凛太郎 |
聟入りの挨拶にひとりで行くのは恥ずかしいと父についてきてもらった聟は、舅の家の門前で袴まで履かせてもらうという甘えよう。
聟が舅の前へ出ると、門前で待つ父も呼ぶように言われるが、正装の袴が一枚しかないので、今度は父が袴を履いて舅と対面することに。舅に呼ばれる度に交互に袴を履いて舅の前に出るも、そのうち二人揃って来て欲しいと言われ…。
————〈休憩15分〉————
能 百万 法楽之舞(ひゃくまん ほうらくのまい)
シテ | 狂女百万 | 西村 高夫 |
子方 | 百万ノ子 | 星 奏多 |
ワキ | 僧 | 大日方 寛 |
アイ | 釈迦堂門前ノ者 | 山本 則重 |
笛 | 八反田智子 | |
小鼓 | 成田 達志 | |
大鼓 | 佃 良勝 | |
太鼓 | 大川 典良 | |
地謡 | 小早川泰輝 観世 淳夫 長山 桂三 馬野 正基 |
鵜澤 久 浅井 文義 野村 四郎 柴田 稔 |
後見 | 観世銕之丞 | |
小早川 修 |
三吉野の僧は南都西大寺で拾った幼子を伴い、多くの人で賑わう嵯峨清涼寺の大念仏を見物にやってくる。
僧は幼子を慰めるため門前の者に何か見世物はないかと尋ねると、面白く芸を見せる百万という女物狂いがいるという。そして門前の者は下手な念仏を唱えて百万を誘い出し、百万は代わりに音頭を取って念仏を唱え舞う。
そのうち幼子は百万が故郷の母だと気づき、僧が百万の素性をそれとなく尋ねると、百万は奈良の女曲舞で夫とは死別し、子とも生き別れ、思いが乱れて狂人となったと答え、我が子との再会を祈って法楽の舞を舞う。さらに我が子を探して諸所を彷徨ったことや、辿り着いた清涼寺の霊験を讃嘆し、舞い語る。
大念仏の群集の中、我が子を求めて狂乱する百万。僧は幼子と引き合わせると、親子は再会を喜び、仏法の功徳に感謝してともに奈良へと帰るのであった。
曲舞の名手百万が我が子恋しと狂い舞う、春の嵯峨野を舞台とした能。
さらに詳しい解説は<こちら>から
一般前売り券 | 賛助会員 | ||
---|---|---|---|
S席 | 6,500円 | S会員 | 70,000円 |
A席 | 6,000円 | A会員 | 66,000円 |
B席 | 4,500円 | B会員 | 49,000円 |
C席 | 4,000円 | C会員 | 44,000円 |
学生 | 2,700円 | 団体割引20名以上1割引 |
※賛助会員制度は1月より1年間同じ席で御覧いただくというものですが、随時入会も可能です。
詳しくは銕仙会事務所までお問い合わせください。
TEL 03-3401-2285