青山能〈5月〉
- 狂言「磁石」野村万之丞
- 能「富士太鼓」安藤貴康
- 会 場
- 銕仙会能楽研修所
- 日 時
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- 2025年5月28日(水)
- 午後6時30分開演
- 午後8時25分頃終演予定
- 入場料
- こちらをご覧下さい
終演後に能楽小講座あり。
その日の演目を中心に、能楽師が初めての方にも
分かりやすくお話をいたします
仕舞
梅枝キリ(うめがえ) | 観世銕之丞 |
地謡 | 小早川康充 西村 高夫 清水 寛二 柴田 稔 |
狂言 磁石(じしゃく)
シテ | すっぱ | 野村万之丞 |
アド | 見附の者 | 野村拳之介 |
小アド | 宿屋 | 河野 佑紀 |
後見 | 野村 万蔵 |
都へと向う遠江国見附の田舎者。道中、大津松本の市を見物をしているとすっぱが通りがかり、言葉巧みに田舎者に近づく。同道することになった二人が宿屋で休むと、実は宿屋の亭主は人買いであった。自分を売買する二人の商談を聞き付けた田舎者は金の受け渡しに先回りすると、まんまと金をせしめて逃げてしまう。
それに気付いたすっぱは慌てて田舎者の跡を追う。太刀を振り上げて脅すすっぱに田舎者は突然大声を上げ、太刀を飲み込もうとして…。
能 富士太鼓(ふじたいこ)
シテ | 富士ノ妻 | 安藤 貴康 |
子方 | 富士ノ娘 | 安藤継之助 |
ワキ | 臣下 | 舘田 善博 |
アイ | 太刀持 | 野村眞之介 |
笛 小鼓 大鼓 |
一噌 隆晴 曽和伊喜夫 亀井 洋佑 |
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地謡 | 小早川泰輝 青木 健一 谷本 健吾 |
長山 桂三 観世 淳夫 小早川 修 |
後見 | 鵜澤 久 | |
浅見 慈一 |
内裏で七日間の管絃講が催されることになり、天王寺の楽人で浅間という太鼓の名手が呼び寄せられた。しかしその後、同じく太鼓の名人である住吉の楽人、富士という男が同役を志願して上洛したため、その振る舞いを許せず恨んだ浅間は、富士を殺めてしまう。
一方、不吉な夢を見た富士の妻は夫の安否を気遣い、子とともに都に上る。しかし無情にも夫の死を知らされ、形見の舞装束を受け取った妻は、高望みする夫を引き止めなかったことを悔やみ、その死を嘆き悲しむ。さらに夫の形見の装束を身につけると妻は次第に狂乱の体となり、太鼓を見据えてあれぞ夫の敵と打ちかかる…。
そうするうちに恨みも晴れた妻は千秋楽と太平楽の太鼓を打ち、衣装を脱ぎ捨ててこの太鼓こそが夫の形見であったと言い、子と連れ立って郷里へ帰るのだった。
狂気を含んだ夫への激しい思慕の念が、クライマックスへと向かい徐々に高まってゆく構成が見事な物狂能。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から
■青山能入場料
一般前売り | |
自由席 | 4,500円 |
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U25(25歳以下) | 2,200円 |
ベンチシート (限定10席) |
5,000円 |
詳しくは銕仙会(03-3401-2285)までお問い合わせください。
■お申し込み
電話 |
銕仙会 03-3401-2285 (平日午前10時~午後5時) |
インターネット |
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