銕仙会

銕仙会

能舞台の説明

 能・狂言を演じる目的の為につくられた舞台です。
以前はお寺や神社の境内などの屋外に建てられていましたが、明治以降に建てられた殆どの舞台は屋内に建てられています。
 
ここでは東京青山の銕仙会能楽研修所内の舞台を参考に説明いたします。
能舞台
 
1.〔本舞台〕【ほんぶたい】
三間(5.5m)四方の舞台で檜板が縦に張られています。檜板の下には壷が設置してあり音響効果を高めています。
 
2.〔後座(横板)〕【あとざ(よこいた)】
本舞台垂直方向に檜板が張られていて、本舞台寄りを囃子方座と呼び、向かって右から笛・小鼓・大鼓・太鼓の順に座ります。左奥は後見が座る後見座です。
 
3.〔橋掛り〕【はしがかり】
演者が出入りをする通路ですが、舞台の延長としての重要な演技空間でもあります。
 
4.〔地謡座〕【じうたいざ】
演能の際に地謡が座る位置です。
 
5.〔シテ柱〕【してばしら】
シテがこの柱の近くに立っていることが多く、この名があります。
 
6.〔目付柱〕【めつけばしら】
能面をつける事で演者の視野は非常に狭くなりますが、そのような際にも演者の目標となる重要な柱です。
 
7.〔ワキ柱〕【わきばしら】
ワキ方がこの柱のそばに座る事が多いのでこの名があります。
 
8.〔笛柱〕【ふえばしら】
笛方がこの柱の近くに座るのでこの名があります。
 
9.〔鏡板〕【かがみいた】
老松が描かれていますが、背景画としてだけでなくその能舞台を象徴する顔ともいえるものです。
 
10.〔揚幕〕【あげまく】
このすぐ奥にシテが装束・面をつける鏡の間があります。演者の出入りに際しては二人の後見が結ばれた竹竿を使って上げ下げします。
 
11.〔一の松・二の松〕【いちのまつ・にのまつ】
橋掛りの本舞台側より一の松・二の松・三の松と呼び、順に小さくしていくことで遠近感を出しています。本式の能舞台では三の松まであります。
 
12.〔白洲〕【しらす】
能舞台が屋外にあった頃の名残で玉石[たまいし]が敷かれています。
 
13.〔白洲梯子(階)〕【しらすばしご(きざはし)】
舞台の開始を寺社奉行が命じる際などに使用した名残で、現在は殆ど用いられません。

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