■2023年10月25日 青山能
- 狂言「樋の酒」山本凜太郎
- 能「三輪」安藤貴康
- 会 場
- 銕仙会能楽研修所
- 日 時
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- 2023年10月25日(水)
- 午後6時30分開演(午後6時開場)

狂言 樋の酒(ひのさけ)
シテ | 太郎冠者 | 山本凜太郎 |
アド | 主 | 山本 則秀 |
〃 | 次郎冠者 | 山本 則孝 |
主人は太郎冠者が酒を盗み飲みしないように軽物(布絹)蔵の番をさせ、下戸の次郎冠者には酒蔵の番を命じて外出をする。
ところが実は上戸の次郎冠者。寂しさを紛らわせるために酒を飲んでいる次郎冠者を見た太郎冠者は、たまらず酒が飲みたくなり、軽物蔵の窓から酒蔵の窓へ雨樋を渡して酒を注いでもらう。そして二人が宴会気分となったところへ主人が帰ってきて…。
能 三輪(みわ)
前シテ 後シテ |
里女 三輪明神 |
安藤 貴康 |
ワキ | 玄賓僧都 | 則久 英志 |
アイ | 里人 | 山本凜太郎 |
笛 小鼓 大鼓 大鼓 |
栗林 祐輔 飯冨 孔明 柿原 孝則 大川 典良 |
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地謡 |
小早川康充 小早川泰輝 鵜澤 光 |
観世 淳夫 谷本 健吾 北浪 貴裕 |
後見 | 鵜澤 久 | |
長山 桂三 |
大和国三輪山のほとりに隠遁する玄賓僧都のもとに、毎日樒(しきみ)と閼伽(あか)の水を供えにやってくる里女がいた。女は生き長らえた月日を憂い今日も現れると、夜寒を凌ぐための衣を僧に乞う。衣を授かり立ち去ろうとする女に僧が名を問うと、杉を目印にして三輪の山もとを尋ねよと告げ、女は姿を消す。
里人から知らせを受けた玄賓は三輪山へ行くと、御神木の杉に掛かった衣と金色の文字で記された和歌を見つける。すると木陰より妙なる声が聞こえ、女姿の三輪明神が姿を現した。
明神は衆生済度の方便として三輪の神婚説話を物語り、天の岩戸の神楽を舞ううちに夜明けとなって姿を消すのであった。
三輪の神婚説話と天岩戸の物語が織りなす神秘の能。
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