銕仙会

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銕仙会上演記録

■2016年03月30日 青山能

  • 仕舞「放下僧小歌」観世銕之丞
  • 仕舞「花筐クセ」清水寛二
  • 狂言「口真似」善竹富太郎
  • 能「葛城」長山桂三
会 場
銕仙会能楽研修所
日 時
  • 2016年3月30日(水)
  • 午後6時30分開演
銕仙会青山能〈3月〉

仕舞

放下僧ほうかぞう小歌

観世銕之丞
花筐はながたみクセ 清水 寛二
地謡 小早川泰輝
谷本 健吾
柴田  稔
観世 淳夫

狂言 口真似くちまね

シテ 太郎冠者 善竹富太郎
アド 主人 野島 伸仁
善竹 十郎

良い酒を貰った主人が一緒に酒を飲む供の者を探してくるよう太郎冠者に命じる。しかし冠者が連れ帰って来たのはなんと酒乱の男。

仕方なく主人は男を座敷に通し、何とか穏便に追い返そうと、冠者に余計なことをせず自分の言う通りに振る舞うよう言い含めて男の前に出る。しかし冠者がそっくりそのまま主人の真似をするので座は大混乱…。

能 葛城かずらき

前シテ
後シテ
里女
葛城ノ神
長山 桂三
ワキ 山伏 則久 英志
ワキツレ 梅村 昌功
御厨 誠吾
アイ 里人 善竹大二郎
     
杉 信太朗
小鼓 大山 容子
大鼓 大倉慶乃助
太鼓 梶谷 英樹
地謡 青木 健一 馬野 正基
安藤 貴康 西村 高夫
北浪 貴裕 小早川 修
   
後見 浅見 慈一
鵜澤  光

出羽国羽黒山の山伏が大和国葛城山で吹雪に見舞われ、行き暮れる。そこへ現れた里の女は一夜の宿を貸そうと山伏を自分の庵に案内し、あまりの夜寒に標(葛城山の雪の中で集めた木々の梢)を焚いてもてなす。

やがて夜の勤行を行う山伏に、女は自分のために加持祈祷をして欲しいと頼み、身の上を明す。

自分はかつて葛城山から大峰まで岩橋を掛けるよう役行者に命じられたのだが、容貌の醜さを恥じ、夜間しか橋を作らなかった。そのため役行者の怒りを買い、今も不動明王に蔦葛で身体を縛められているのだと。さらに女は実は自分が葛城明神だと明かして消え失せる。

やがて山伏の勤行に蔦葛を身に這い纏わらせた葛城明神が現れた。明神はその容貌を恥じ、体を縛められた苦しみを述べると、天の岩戸隠れの折の天鈿女命の舞に倣って舞を舞う。

やがて夜が明け、明神は醜い姿を晒す前にと岩戸の内へと消え失せてしまう。

雪深い葛城山に一人蔦葛に縛められ、孤独と苦悩に沈む人間的な女神を詩情豊かに描いた能。

さらに詳しい解説は〈こちら〉から

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