■2016年12月17日 青山能MIRAI
- 能「土蜘蛛」長山凜三、馬野訓聡
- 狂言「柿山伏」山本則重
- 能「経正」観世淳夫
- 会 場
- 銕仙会能楽研修所
- 日 時
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- 2016年12月17日(土)
- 12時30分開演(12時開場)
能 土蜘蛛
前シテ | 僧 | 長山 凜三 |
後シテ | 土蜘蛛ノ精 | 馬野 訓聡 |
ツレ | 源頼光 | 谷本悠太朗 |
〃 | 胡蝶 | 馬野 桃 |
トモ | 頼光ノ従者 | 泉 房之介 |
ワキ | 独武者 | 宝生 尚哉 |
ワキツレ | 従者 | 大日方 陽 |
〃 | 〃 | 御厨可也子 |
アイ | 独武者ノ下人 | 山本凜太郎 |
笛 | 槻宅 聡 | |
小鼓 | 森 貴史 | |
大鼓 | 柿原 孝則 | |
太鼓 | 大川 典良 | |
地謡 | 小早川泰輝 | 小早川 修 |
青木 健一 | 観世銕之丞 | |
北浪 貴裕 | 柴田 稔 | |
後見 | 馬野 正基 | |
浅見 慈一 |
武勇の誉れ高い源頼光は原因不明の病で床に伏している。そこへ侍女の胡蝶が薬を持って見舞うが、心身ともに衰弱した頼光は死期を待つのみと嘆く。
深更、微睡む頼光の枕元に異様な風体の僧が現れ、千筋の糸を吐きかけて頼光に迫る。しかし名刀膝丸を抜き放って斬りかかる頼光に、僧は手傷を負い、消え失せる。
物音を聞きつけて駆けつける家来の独武者。あたりを見れば夥しく血が流れている。独武者は郎等を引き連れて血の跡を辿り行き、大和葛城山中に土蜘蛛の古塚を見つけだす。やがて現れた土蜘蛛は火焔を発し、千筋の糸を吐きかけて抵抗するが、遂に独武者に斬り伏せられるのだった…。
さらに詳しい解説は<こちら>から
狂言 柿山伏
シテ | 山伏 | 山本 則重 |
アド | 畑主 | 山本 則秀 |
大峰・葛城山での修業の帰り道、空腹となった出羽国羽黒山の山伏は畑の柿の木に登って柿を盗み食べ、のどを潤す。
そこへ見回りに来た柿の主。山伏が慌てて枝陰に隠れるので山伏を嬲ってやろうと、柿の主は気付かぬ振りで山伏に動物の鳴き声やしぐさを真似させて…
能 経正
シテ | 平経正 | 観世 淳夫 |
ワキ | 僧都行慶 | 村瀬 提 |
笛 | 栗林 祐輔 | |
小鼓 | 飯冨 孔明 | |
大鼓 | 亀井 洋佑 | |
地謡 | 鵜澤 光 | 泉 雅一郎 |
安藤 貴康 | 清水 寛二 | |
長山 桂三 | 西村 高夫 | |
後見 | 鵜澤 久 | |
柴田 稔 |
仁和寺の行慶僧都がこの寺に預けられている青山という琵琶を仏前に供え、西海にて討たれた平経正を管絃講にて弔う。
深更、行慶の弔いに経正の霊が生前の甲冑姿で現れた。
しかしその姿は陽炎の如く形を留めず、幽かに声が残るばかり。経正は生前、手馴れた愛器の琵琶青山を手にし、秋の夜に燈火のもと琵琶を奏で、舞を舞う。
やがて経正は自らの姿を人々の眼前に晒すことを恥じ、修羅道の苦しみを見せると、燈火を消さんと、燈火に飛び入るかと見えると燈火を吹き消して消え失せてしまう。
さらに詳しい解説は<こちら>から
- 長山 凜三 2005年生まれ。長山桂三の長男。
- 馬野 訓聡 2005年生まれ。馬野正基の長男。
- 谷本悠太朗 2007年生まれ。谷本健吾の長男。
- 馬野 桃 2007年生まれ。馬野正基の長女。
- 泉 房之介 2006年生まれ。泉雅一郎の長男。
- 宝生 尚哉 2003年生まれ。宝生欣哉の次男。
- 大日方 陽 2008年生まれ。大日方寛の次男。
- 御厨可也子 2008年生まれ。御厨誠吾の長女。
- 山本凜太郎 1993年生まれ。山本泰太郎の長男。