銕仙会

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銕仙会上演記録

■2017年05月31日 青山能

  • 仕舞「藤クセ」北浪貴裕
  • 仕舞「歌占キリ」柴田稔
  • 狂言「不腹立」深田博治
  • 能「船弁慶」観世淳夫
会 場
銕仙会能楽研修所
日 時
  • 2017年5月31日(水)
  • 午後6時30分開演
銕仙会青山能〈5月〉

仕舞

ふじクセ 北浪 貴裕
歌占うたうらキリ 柴田  稔
地謡 小早川泰輝
谷本 健吾
長山 桂三
青木 健一

狂言 不腹立はらたてず

シテ 深田 博治
アド 何某 内藤  連
小アド 飯田  豪

御堂を建てたは良いが堂守の出家がいないというので二人の男は街道へ出て相応しい出家を探すことにする。

そこへ出家したばかりの諸国行脚の僧が通りかかり、二人が声をかけると僧は快く堂守を引き受ける。

さて同道することになり、二人は僧に道すがら名を問うと、まだ名前を決めていなかった僧は腹立てずの正直坊だとでまかせを言う。生まれてこの方、腹を立てたことがないという僧に二人は悪戯心を起こし…。

能 船弁慶ふなべんけい

前シテ
後シテ
静御前
平知盛ノ怨霊
観世 淳夫
子方 源義経 馬野 訓聡
ワキ 武蔵坊弁慶 大日方 寛
ワキツレ 義経ノ従者 舘田 善博
野口 琢弘
アイ 船頭 野村太一郎
     
一噌 隆之
小鼓 観世新九郎
大鼓 亀井 広忠
太鼓 金春 国直
   
地謡 鵜澤  光 浅見 慈一
谷本 健吾 清水 寛二
長山 桂三 小早川 修
   
後見 観世銕之丞
安藤 貴康

摂津国大物浦。兄頼朝との仲が不和となり、西国へと都落ちを余儀なくされた源義経主従。困難な前途を案じた義経は弁慶の進言に従い、これまで付き従ってきた静御前を都へ帰すことを決意する。

静は生きて再び義経に会わんと名残惜しさに涙を流す。義経が静に酒を勧め、一行の門出を祝う舞を所望すると、静は悲しみをこらえつつ頼朝義経兄弟の和睦と一行の無事を祈って舞を舞うのだった。

やがて船が大物浦を漕ぎ出すと、俄に暗雲立ち籠め、嵐となった。見れば海上には西国に滅んだ平家一門の亡霊が、義経に怨みをなさんと雲霞の如く浮かび出た。中にも壇ノ浦で果てた平知盛の怨霊が長刀を手に現れ、義経一行を海に沈めようと襲いかかる…。

前半の憂いに満ちた静の舞の美しさ、後半の知盛と義経弁慶らの激しい争いと息もつかせぬドラマが展開する。

各役の活躍や音楽的趣向によって緊迫感を盛り上げる、作者観世小次郎信光による作劇術が遺憾なく発揮された能屈指の人気曲。

さらに詳しい解説は〈こちら〉から

 

 

 

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