銕仙会

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銕仙会上演記録

■2017年11月29日 青山能

  • 仕舞「龍田 クセ」浅見慈一
  • 仕舞「松虫 キリ」西村高夫
  • 狂言「膏薬煉」三宅近成
  • 能「班女」鵜澤光
会 場
銕仙会能楽研修所
日 時
  • 2017年11月29日(水)
  • 午後6時30分開演
銕仙会青山能〈9月〉

仕舞

龍田たつた クセ 浅見 慈一
松虫まつむし キリ 西村 高夫
地謡 小早川泰輝
馬野 正基
柴田  稔
観世 淳夫

狂言 膏薬煉こうやくねり

シテ 都の膏薬煉 三宅 近成
アド 鎌倉の膏薬煉 高澤 祐介
     

膏薬とは傷やできものなどにつける動物のあぶらを練り合わせた外用薬。その名人を自称する鎌倉の膏薬煉と都の膏薬煉は、互いの評判を聞いて勝負しようと国を出、途中で出会う。二人はそれぞれの膏薬の系図を語り、さらに奇想天外な薬の種を明かし合う。そして二人は膏薬を鼻につけて吸い比べをすることになり…。

当意即妙な言葉の面白さと吸い比べをする大きな仕草が目に面白い一曲。

能 班女はんじょ

シテ 花子 鵜澤  光
ワキ 吉田少将 御厨 誠吾
ワキツレ 従者 則久 英志
野口 琢弘
アイ 野上ノ宿ノ長 三宅 右矩
   
八反田智子
小鼓 森澤 勇司
大鼓 亀井 洋佑
     
地謡 観世 淳夫
青木 健一
安藤 貴康
谷本 健吾
北浪 貴裕
長山 桂三
     
  後見 清水 寛二
  馬野 正基

春の頃、美濃の国野上の宿の遊女花子は、東国に下向していた都の貴公子吉田少将と一夜を共に過ごす。二人は互いの扇を交換し、再会を期待して別れる。それ以来、花子は扇に眺め入ってばかりで皆に班女とあだ名され、上の空で勤めを怠るため宿を追い出されてしまい、流浪の身となってしまう。

秋になり、吉田少将は都への帰路で野上の宿を訪れ、花子を尋ねるが花子はすでに宿を追い出されていた。それを知った少将は、花子が宿に帰ることがあったら都に知らせるよう申し置くと、都へと戻って行った。

帰京した少将は下賀茂神社に参詣すると、そこに狂女となった花子も偶然やってくる。花子は班女と呼ばれて囃し立てられるまま物狂おしく狂女の舞を見せ、捨てられた身の哀しみと少将への恋慕の気持ちを吐露していく。それを見ていた少将は輿の内より花子を呼び寄せ、扇を見たいと言うが、花子は扇を頑なに離さない。少将が野上の宿での契りの秋はどうなったのか尋ねると花子は少将に気づき、形見の扇を互いに見せあうと、めでたく再会を遂げたのであった。

花子のあだ名「班女」の由来となるのは中国の歴史上の人物で、夫の寵愛を失った女性として古来より有名な班婕妤。扇のイメージが物語を織りなす世阿弥の名作。

さらに詳しい解説は<こちら>から

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