銕仙会

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銕仙会上演記録

■2019年01月30日 青山能

  • 仕舞「難波」観世銕之丞
  • 仕舞「屋島」西村高夫
  • 狂言「ぬけから」高澤祐介
  • 能「巻絹」長山桂三
会 場
銕仙会能楽研修所
日 時
  • 2019年1月30日(水)
  • 午後6時30分開演
銕仙会青山能〈1月〉

仕舞

難波なにわ 観世銕之丞
屋島やしま 西村 高夫
地謡 観世 淳夫
浅見 慈一
馬野 正基
安藤 貴康

狂言 ぬけからぬけがら

シテ 太郎冠者

高澤 祐介

アド 前田 晃一
   
後見 金田 弘明

主人は肴を求めてくるよう、和泉の堺へ太郎冠者に使いを命じる。酒好きな冠者は、使いの前に主人に酒を催促し、酒をもらうと上機嫌で出かけ、酔いが回って道端で寝てしまう。

冠者の様子が気になる主人は後をつけていくと眠った冠者を見つけ、ひとつ懲らしめてやろうと、眠る冠者にそっと鬼の面をつけて帰宅する。一眠りから起きた冠者は顔に腫れを感じ、清水を覗くとその姿に驚き……。

能 巻絹まきぎぬ

シテ 巫女 長山 桂三
ツレ 都ノ男 鵜澤  光
ワキ 臣下 則久 英志
アイ 下人 三宅 近成
     
一噌 隆之
小鼓 鳥山 直也
大鼓 原岡 一之
太鼓 梶谷 英樹
地謡 小早川泰輝
観世 淳夫
青木 健一
安藤 貴康
谷本 健吾
馬野 正基
   
後見 柴田  稔
浅見 慈一

帝の命令で、諸国より千疋の巻絹(絹の反物)が熊野権現に奉納されるなか、都からの奉納分が遅れている。都から巻絹を運ぶ男は、旅の途中に音無天神で薫る冬梅に惹かれ、和歌を手向けていた。そうして巻絹奉納の期日に遅れた男は臣下に咎められ、縄で縛られてしまう。

そこへ音無天神が憑いた巫女が現れ、男が手向けた和歌により苦しみが和らげられたことを言い、罪を赦すよう臣下に告げる。臣下は卑しい身分の男が和歌など詠むはずがないと疑うと、手向けた和歌「音無にかつ咲き初むる梅の花 匂はざりせば誰か知るべき」の上の句と下の句を男と巫女で続けて詠み、疑いを晴らす。男は縄を解かれ、巫女は和歌の功徳を説き、祝詞を捧げて神楽を舞い、狂乱して鳥の如く激しく翔る。やがて音無天神は巫女の身体を離れ、巫女は正気に戻るのであった。

山深い熊野を舞台に物語を和歌世界で繋ぐ神秘な能。

さらに詳しい解説は〈こちら〉から

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