■2019年02月08日 定期公演
能 花月
シテ | 花月 | 野村 四郎 |
ワキ | 旅僧 | 工藤 和哉 |
アイ | 清水寺門前ノ者 | 山本東次郎 |
笛 | 松田 弘之 | |
小鼓 | 曾和 正博 | |
大鼓 | 柿原 崇志 | |
地謡 | 観世 淳夫 安藤 貴康 長山 桂三 馬野 正基 |
泉 雅一郎 阿部 信之 山本 順之 清水 寛二 |
後見 | 大槻 文藏 | |
野村 昌司 |
七歳のわが子と生き別れ出家した筑紫国彦山の麓に住む僧は、諸国行脚の途中、花の都清水寺を訪れる。
何か面白い物はないかと僧が門前の里人に尋ねると、里人は花月という喝食を呼び出し、小歌や物まねなどの芸をさせ、清水寺の縁起を謡い、舞わせる。
その姿を見てわが子だと気づいた僧は、花月に出自を尋ねると、七歳で天狗にさらわれ諸国を放浪していると答え、親子は再会を果たす。花月は山巡りの様子を舞い、親子は仏道の修業へと旅立つのであった。
花咲く都で少年花月が魅せる芸尽くしの能。
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狂言 引括
シテ | 主 | 山本 則孝 |
アド | 太郎冠者 | 山本凜太郎 |
アド | 妻 | 山本泰太郎 |
口やかましい妻に辟易している夫は、妻の里帰り中、別れてしまおうと考える。太郎冠者に離縁状を届けさせると、妻は怒り狂って家に戻り…。
——————〈休憩10分〉———————
能 誓願寺 乏佐之走
前シテ 後シテ |
女 和泉式部 |
鵜澤 久 |
ワキ | 一遍上人 | 森 常好 |
ワキツレ | 従僧 | 舘田 善博 |
〃 | 〃 | 梅村 昌功 |
アイ | 所ノ者 | 山本 則重 |
笛 | 八反田智子 | |
小鼓 | 幸 清次郎 | |
大鼓 | 柿原 弘和 | |
太鼓 | 林 雄一郎 | |
地謡 | 鵜澤 光 安藤 貴康 谷本 健吾 北浪 貴裕 |
小早川 修 西村 高夫 観世銕之丞 柴田 稔 |
後見 | 永島 忠侈 | |
清水 寛二 |
熊野で神の告げを受けた一遍上人は、都の誓願寺に赴き、集まる人々に御札を広めていると、御札の文言に不審を抱く女が現れる。上人が御札に示されたあらゆる人々を救済するという阿弥陀如来の教えを説くと、不審が晴れた女は誓願寺の額を六字名号「南無阿弥陀仏」に書き換えるよう頼み、和泉式部の霊だと明かして消える。
やがて上人のもとに歌舞の菩薩となった和泉式部が現れ、極楽世界を舞い奏でるのであった。
菩薩となった和泉式部が織りなす荘厳な宗教世界。
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