銕仙会

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銕仙会上演記録

■2020年01月29日 青山能

  • 仕舞「難波」小早川修
  • 仕舞「東北クセ」観世銕之丞
  • 狂言「舎弟」野村万之丞
  • 能「屋島」安藤貴康
会 場
銕仙会能楽研修所
日 時
  • 2020年1月29日(水)
  • 午後6時30分開演
銕仙会青山能〈1月〉

仕舞

難波(なにわ) 小早川 修
東北(とうぼく)クセ 観世銕之丞
地謡 青木 健一
北浪 貴裕
清水 寛二
長山 桂三

狂言 舎弟(しゃてい)

シテ

野村万之丞

アド 教え手 能村 晶人
小アド 河野 佑紀
   
後見 野村 万蔵

兄に「舎弟」と呼ばれている弟は、「舎弟」の意味が分からず、日頃目にかけてくれる知人のもとへ意味を尋ねに行く。

妙なことを尋ねられた教え手は、男をお笑い種にしてなぶってやろうと、舎弟は盗人の意味だと嘘を教える。意味を知った弟はさっそく兄を尋ね、盗人と呼ばれていたことに激怒する。兄は舎弟とは弟のことだと説明するも、弟の怒りはおさまらず…。

能 屋島(やしま)

前シテ
後シテ
漁翁
源義経
安藤 貴康
ツレ 漁夫 小早川泰輝
ワキ 旅僧 御厨 誠吾
ワキツレ 従僧 則久 英志
野口 琢弘
アイ 屋島ノ浦人 野村拳之介
     
栗林 祐輔
小鼓 幸  正昭
大鼓 佃 良太郎
   
地謡 観世 淳夫
長山 桂三
北浪 貴裕
小早川 修
西村 高夫
柴田  稔
   
後見 観世銕之丞
谷本 健吾

晩春のある日、旅の僧が讃岐国屋島浦を訪れると、夕暮れ時に浦の漁翁と出会い、一晩の宿を乞う。漁翁は貧しき塩屋ゆえ断ろうとするも、僧たちが都から来たことを知ると、快く宿を貸す。漁翁は僧たちの所望でかつてこの辺りで繰り広げられた源平屋島合戦の模様を詳しく語る。あまりの詳しさに僧は漁翁に名を尋ねると、暁近く修羅の時が訪れたら、そこで名を名乗ろうと言い、姿を消す。

屋島の浦人に合戦についてさらに話を聞くと、僧たちは先ほどの漁翁こそ源義経の霊だと確信する。

微睡む夜も更け、暁近くになると、甲冑姿の義経が現れた。妄執を抱え現れた義経は、かつての弓流しの武勇を語り、死してなお続く修羅道の責め苦を再現する。やがて戦いの夜は明けて僧の夢が覚めると、あたりには春風吹きゆく浦の景色のみが広がっているのであった。

名高き屋島合戦の有様を春宵の景色とともに描いた能。

さらに詳しい解説は〈こちら〉から

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