■2021年09月10日 定期公演
- 狂言「狐塚 小唄入」山本則俊
- 能「邯鄲 夢中酔舞」観世清和
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
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- 2021年9月10日(金)
- 午後6時30分開演(午後6時開場)
狂言 狐塚 小唄入(きつねづか こうたいり)
シテ | 太郎冠者 | 山本 則俊 |
アド | 主 | 山本 則孝 |
アド | 次郎冠者 | 山本東次郎 |
刈り入れ近い田で鳥追いを命じられた召使二人は、鳴子を引き鳴らし仕事に励む。このあたりは狐が多く棲むという「狐塚」。二人は人を化かす狐を恐れて警戒心を強めていると、そこにやってきた主を狐と間違い…。
———————〈休憩15分〉———————
能 邯鄲 夢中酔舞(かんたん むちゅうすいぶ)
シテ | 盧生 | 観世 清和 |
子方 | 舞童 | 谷本 康介 |
ワキ | 勅使 | 森 常好 |
ワキツレ | 大臣 | 舘田 善博 |
〃 | 〃 | 梅村 昌功 |
〃 | 〃 | 御厨 誠吾 |
〃 | 輿舁 | 野口 能弘 |
〃 | 〃 | 則久 英志 |
アイ | 宿ノ女主 | 山本泰太郎 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
松田 弘之 飯田 清一 亀井 忠雄 小寺眞佐人 |
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地謡 | 鵜澤 光 観世 淳夫 長山 桂三 浅見 慈一 |
馬野 正基 清水 寛二 観世銕之丞 柴田 稔 |
後見 | 浅井 文義 | |
谷本 健吾 |
中国、蜀の国の青年盧生はぼんやりと日々を明け暮らすことに不安を抱き、高僧に教えを乞うべく楚国の羊飛山へ旅をする。
邯鄲の里に着くと、宿の女主人から行く末を予見することが出来るという邯鄲の枕の話を聞く。邯鄲の枕を借りて昼寝をした盧生は、楚国の帝となった夢を見る―。
従者を伴い輿に乗って赴いたのは華麗な宮殿。栄華を極めた盧生はやがて在位五十年となり、仙家の酒と盃を捧げられる。国土安全長久を願い、盧生も舞を舞う内に栄華な日々は消え失せ、目を覚ます。
夢から覚めた盧生は、五十年の栄華も主人が粟を炊く一睡の間であると悟り、故郷へと帰るのであった。
夢と現実がダイナミックに繰り広げられる唐能。
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