■2021年09月29日 青山能
- 仕舞「大江山」清水寛二
- 仕舞「女郎花」観世淳夫
- 能「千手」鵜澤光
- 会 場
- 銕仙会能楽研修所
- 日 時
-
- 2021年9月29日(水)
- 午後6時30分開演

仕舞
大江山(おおえやま) | 清水 寛二 |
女郎花(おみなめし) | 観世 淳夫 |
地謡 | 小早川泰輝 谷本 健吾 長山 桂三 安藤 貴康 |
能 千手(せんじゅ)
シテ | 千手前 | 鵜澤 光 |
ツレ | 平重衡 | 小早川 修 |
ワキ | 狩野介宗茂 | 則久 英志 |
笛 小鼓 大鼓 |
杉 信太朗 大山 容子 安福 光雄 |
|
地謡 | 青木 健一 安藤 貴康 谷本 健吾 |
北浪 貴裕 浅見 慈一 馬野 正基 |
後見 | 西村 高夫 | |
長山 桂三 |
一の谷合戦で捕虜となった平重衡は、源頼朝の家臣狩野介宗茂宅にて拘留され、世の無常を嘆く。
朝敵といえど、重衡をいたわしく思う頼朝は、遊女の千手前を遣わし重衡の身の回りの世話をさせていた。
春雨そぼ降る夕暮れ、酒宴の準備をしているところに、今日も千手が琵琶と琴を携え訪れる。南都焼討の重罪を悔い、出家も許されぬ身の果てを嘆く重衡。そんな重衡を千手は慰め、思いやる。
宗茂の計らいで酒宴が始まると、千手は重衡の来世往生を願って朗詠歌舞する。やがて興に乗った重衡は琵琶を奏し、千手の琴と共に調べを楽しむ。
心通わせた短夜も更け、重衡は処刑が待ち受ける都へ出立する時刻となる。千手は涙ながらに重衡の姿を見送るのであった。
死を待つ重衡と優しく寄り添う千手の、一夜の交情を描いた能。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から