銕仙会

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銕仙会上演記録

■2023年11月10日 定期公演

  • 狂言「粟田口」野村萬斎
  • 能「摂待」観世銕之丞

会 場
宝生能楽堂(全席指定)
日 時
  • 2023年11月10日(金)
  • 午後6時開演(午後5時30分開場)



 

狂言 粟田口(あわたぐち)

シテ 大名 野村 萬斎
アド 太郎冠者 高野 和憲
すっぱ 野村太一郎
     
後見 内藤  連

この頃流行る道具比べに粟田口(刀の銘)を比べることになった大名は、それが何なのかわからないので太郎冠者を都に使いにやるが、冠者も粟田口の見当がつかない。そこへ粟田口を自称するすっぱ(詐欺師)が現れ、それを信じた冠者は連れて帰ることに。

さて粟田口が人であることに驚いた大名は、書物に書かれた説明と照らし合わせようとするが…。

————〈休憩15分〉————

能 摂待(せったい)

シテ 老尼 観世銕之丞
子方 鶴若 谷本 康介
ツレ 源義経 観世 淳夫
増尾兼房 西村 高夫
鷲尾十郎 柴田  稔
義経ノ郎等 坂 真太郎
松山 隆之
坂井 音晴
坂井 音隆
川口 晃平
小早川泰輝
安藤 貴康
坂井 音雅
ワキ 武蔵坊弁慶 宝生 欣哉
アイ 佐藤ノ下人 野村 裕基
     

小鼓
大鼓
松田 弘之
観世新九郎
國川  純
     
地謡 鵜澤  光
長山 桂三
北浪 貴裕
泉 雅一郎
浅見 慈一
小早川 修
浅井 文義
馬野 正基
   
後見 清水 寛二
鵜澤  久
谷本 健吾

山伏に扮した源義経等主従十二人は、奥州へ落ちゆく途中で「山伏摂待」の高札を見つける。そこは義経の忠臣で討死した佐藤継信の館であったが、弁慶らは素知らぬ風を装い、立ち寄ることに。

その館には継信の母・老尼と、継信の遺児・鶴若が待ち受けていた。老尼は我が子を亡くした悲しみを慰めるためにこの摂待を始めたことを言い、警戒して身柄を明かさぬ者たちの名を次々に言い当て、最後には鶴若が義経の膝元に駆け寄り、一行はついに素性を明かす。

そして弁慶は老尼と鶴若に義経を庇って討死した継信の剛勇な最期、さらに兄の仇を取った弟忠信の手柄を語る…。

親子の恩愛と主従の因縁を、語り中心に描く能。摂待とは「接待」に同じで、ここでは山伏を饗応すること。

さらに詳しい解説は〈こちら〉から

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