銕仙会

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銕仙会上演記録

■2023年11月22日 青山能

  • 狂言「痩松」高澤祐介
  • 能「楊貴妃」谷本健吾

会 場
銕仙会能楽研修所
日 時
  • 2023年11月22日(水)
  • 午後6時30分開演(午後6時開場)

狂言 痩松(やせまつ)

シテ 山賊 高澤 祐介
アド 前田 晃一
     
後見 三宅 近成

山賊の合言葉で、盗品が多いことを「肥松」、少ないことを「痩松」というが、それが今ではすでに人々に知られる言葉となりつつあり、仕事がやりにくくなって迷惑だと嘆く、ある山賊。

丹波国山中の谷間にある痩松と呼ばれている所で、今日は肥松にしたいものだと山賊が人を襲おうと待ち伏せていると、夕暮れ時に里帰りをする女が通りかかり…。

能 楊貴妃(ようきひ)

シテ 楊貴妃 谷本 健吾
ワキ 方士 御厨 誠吾
アイ 蓬莱国ノ者 三宅 右矩
     

小鼓
大鼓
杉 信太朗
大山 容子
大倉慶乃助
     
地謡 青木 健一
安藤 貴康
長山 桂三
北浪 貴裕
馬野 正基
浅見 慈一
   
後見 観世銕之丞
柴田  稔

中国、唐の時代。最愛の后、楊貴妃を亡くした玄宗皇帝は、楊貴妃の亡魂を探してくるよう方士(仙術を行う者)に命じる。

方士は仙郷の蓬莱宮に到り太真殿を訪問すると、荘厳な宮の内から孤独を嘆く楊貴妃の声がする。

方士より皇帝の様子を聞いた楊貴妃は、恋慕の涙を浮かべ、変わらぬ愛の印として玉のを手渡す。しかし方士は、釵は世の中にも似たものがあるので、ここへ来た証拠として二人が交わした秘密の言葉を教えて欲しいと申し出る。そして楊貴妃は生前七夕に交わした比翼連理の誓いを打ち明ける。

さらに楊貴妃は霓裳羽衣の曲を舞い、皇帝と愛し合った昔を懐旧すると、再び釵を方士に託し、帰国する方士の姿を涙ながらに見送るのであった。

仙郷に亡魂を留める絶世の美女楊貴妃が、玄宗皇帝との愛の日々を物語る能。

さらに詳しい解説は〈こちら〉から

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