■2016年04月08日 定期公演

能 雲林院
前シテ 後シテ |
尉 在原業平 |
浅井 文義 |
ワキ | 蘆屋公光 | 森 常好 | ワキツレ | 従者 | 舘田 善博 |
〃 | 〃 | 森 常太郎 |
アイ | 北山辺ノ者 | 三宅 右矩 |
笛 | 一噌 庸二 | |
小鼓 | 大倉源次郎 | |
大鼓 | 佃 良勝 | |
太鼓 | 三島元太郎 | |
地謡 | 鵜澤 光 | 岡田 麗史 |
観世 淳夫 | 阿部 信之 | |
谷本 健吾 | 浅見 真州 | |
野村 昌司 | 柴田 稔 | |
後見 | 野村 四郎 | |
長山禮三郎 |
蘆屋の公光が都紫野の雲林院を訪ね、花盛りの桜を一枝手折る。そこへ老人が現れ、古歌を引いてそれを咎めると、自分が在原業平であることをほのめかし、消え失せる。
やがて業平の霊が在りし日の姿で現れ、『伊勢物語』の秘事(二条后との逢瀬)を物語り、月下に舞を舞う…。
業平の優雅な舞を中心に歌物語の世界を艶やかに描いた能。
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〈休憩10分〉
狂言 子盗人
シテ | すっぱ | 三宅 右近 |
アド | 主人 | 高澤 祐介 |
小アド | 女 | 三宅 近成 |
博奕で一文無しとなった男が金持ちの屋敷に盗みに入ると、そこには眠った赤子が一人。そのあまりの愛らしさに、男は赤子をあやすことに夢中になってしまう。やがてその気配に気付いた乳母が主人を呼び、主人も太刀を抜いて男に迫り…。
盗人も人の子。盗みを忘れ、つい赤子に夢中になってしまう人間のおかしみを描いた狂言。
能 歌占
シテ | 渡会何某 | 馬野 正基 |
ツレ | 男 | 安藤 貴康 |
子方 | 幸菊丸 | 馬野 訓聡 |
笛 | 藤田 貴寛 | |
小鼓 | 田邊 恭資 | |
大鼓 | 亀井 洋佑 |
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地謡 | 観世 淳夫 | 鵜澤 久 |
青木 健一 | 西村 高夫 | |
長山 桂三 | 清水 寛二 | |
北浪 貴裕 | 浅見 慈一 | |
後見 | 観世銕之丞 | |
山本 順之 |
加賀国白山の麓に住む男は少年幸菊丸を連れ、歌占(小弓に和歌を書き付けた短冊を吊し、それを客に引かせて吉凶を占うという占い)が良く当たるという男神子に会いに出る。
ある日頓死して三日目に蘇生して以来、総白髪となった歌占の男、渡会何某に幸菊丸は生き別れた父の行方を訊ねる。
しかし歌占には既に父に逢っているはずだと出る。実は渡会こそ幸菊丸の父だったのだ。親子は再会を喜び、渡会は所望されるまま、噂に聞く地獄の曲舞を舞う…。
一曲の中心「地獄の曲舞」が見所、聞き所の男物狂能。
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