■2021年07月09日 定期公演
- 舞囃子「小塩」野村幻雪
- 狂言「水汲」野村萬斎
- 能「藤戸」浅井文義
- 会 場
- (全席指定)
- 日 時
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- 2021年7月9日(金)
- 午後6時30分開演(午後6時開場)

舞囃子 小塩 (おしお)
シテ | 在原業平 | 野村 幻雪 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
一噌 庸二 飯田 清一 柿原 光博 三島元太郎 |
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地謡 | 青木 健一 野村 昌司 |
浅見 慈一 観世銕之丞 柴田 稔 |
桜の名所として名高い京都大原山。この地で在原業平が詠んだ歌を花見人に説き、昔恋しいと嘆く老翁は、実は業平の霊であった…。春宵の山々を背景に語られる淡い恋の物語。舞囃子では業平が月下で后を思慕して語り舞う場面を見せる。
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狂言 水汲(みずくみ)
シテ | 新発意 | 野村 萬斎 |
アド | いちゃ | 野村太一郎 |
後見 | 内藤 連 |
いちゃという娘が野中の清水で洗濯をしていると、新発意(新米の僧)が茶の水を汲みにやってくる。新発意はかねてより思いを寄せていたいちゃに、小歌を歌いながら水を汲んでほしいと頼み…。
——————〈休憩15分〉———————
能 藤戸(ふじと)
前シテ 後シテ |
漁師ノ母 漁師 |
浅井 文義 |
ワキ | 佐々木盛綱 | 舘田 善博 |
ワキツレ | 従者 | 梅村 昌功 |
〃 | 〃 | 則久 英志 |
アイ | 盛綱ノ下人 | 高野 和憲 |
笛 小鼓 大鼓 |
槻宅 聡 吉阪 一郎 國川 純 |
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地謡 | 鵜澤 光 安藤 貴康 谷本 健吾 長山 桂三 |
馬野 正基 西村 高夫 清水 寛二 小早川 修 |
後見 | 観世銕之丞 | |
観世 淳夫 |
源頼朝の家臣佐々木盛綱は、藤戸合戦で馬にて海を渡り、先陣を切った恩賞として備前国児島を賜る。
児島に赴くと、盛綱に息子を殺されたと訴え出るある老女。実は合戦で浅瀬を教えた漁夫を、盛綱は他言を恐れて殺害していたのであった。盛綱は泣き崩れる老女に亡き漁師の供養を約束すると、その夜水底から漁師の亡霊が現れる…。民の悲痛な嘆きと苦しみがリアルに浮かび上がる能。
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