■2016年07月08日 定期公演
- 能「西王母」長山桂三
- 狂言「文荷」野村万蔵
- 能「善知鳥」大槻文藏
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
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- 2016年7月8日(金)
- 午後6時開演(午後5時30分開場)

能 西王母
前シテ 後シテ |
仙女 西王母 |
長山 桂三 |
子方 | 侍女 | 長山 凜三 |
ワキ | 王 | 福王 知登 |
ワキツレ | 侍臣 | 村瀬 提 |
〃 | 村瀬 彗 | |
アイ | 官人 | 河野 佑紀 |
笛 | 杉 信太朗 | |
小鼓 | 田邊 恭資 | |
大鼓 | 亀井 実 | |
太鼓 | 林 雄一郎 | |
地謡 | 鵜澤 光 | 岡田 麗史 |
安藤 貴康 | 西村 高夫 | |
谷本 健吾 | 清水 寛二 | |
小早川 修 | 柴田 稔 | |
後見 | 片山九郎右衛門 | |
鵜澤 久 |
※都合により配役を変更いたしました。ご了承下さい。
ワキ 福王和幸 → 福王知登
ワキツレ 矢野昌平 → 村瀬 彗
ワキ 福王和幸 → 福王知登
ワキツレ 矢野昌平 → 村瀬 彗
三千年に一度咲くという仙桃の花。その花枝を持ち、一人の女が王のもとを訪れる。女は王の聖代と威光を讚え、桃花を捧げると自分は西王母であると明かし、消え失せる。
やがて西王母が真の姿で現れ、王に長寿を保つという仙桃の実を捧げ、舞を舞って天上へと戻って行くのだった。
唐土の伝説的な仙女西王母を主人公に、終始脇能らしく祝言的な華やかでめでたい雰囲気が漂う能。
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狂言 文荷
シテ | 太郎冠者 | 野村 万蔵 |
アド | 主 | 野村 萬 |
小アド | 次郎冠者 | 能村 晶人 |
主人の命令で稚児宛の恋文を届けることになった太郎冠者と次郎冠者。気の進まぬ二人は主人の稚児狂いを茶化し、文を持ちたくないがために重いはずのない文が重いなどと言って竹竿に文を結びつけ、二人で担いで運ぶが…。
能『恋重荷』の要素を巧みに取り入れ、当時の少年愛の風習を笑い飛ばした狂言。
能 善知鳥
前シテ 後シテ |
尉 猟師 |
大槻 文藏 |
ツレ | 猟師ノ妻 | 馬野 正基 |
子方 | 千代童 | 谷本 康介 |
ワキ | 旅僧 | 殿田 謙吉 |
アイ | 所ノ者 | 野村虎之介 |
笛 | 一噌 庸二 | |
小鼓 | 大倉源次郎 | |
大鼓 | 亀井 忠雄 | |
地謡 | 小早川泰輝 | 阿部 信之 |
観世 淳夫 | 山本 順之 | |
北浪 貴裕 | 浅見 真州 | |
浅見 慈一 | 浅井 文義 | |
後見 | 観世銕之丞 | |
泉 雅一郎 |
越中立山を訪ねた旅僧は、陸奥外の浜の猟師の亡霊だと名乗る老人に頼まれ、その妻子へと形見の蓑笠を届ける。
やがて僧の弔いに猟師の霊が現れ、我が子に近付こうとするが、親鳥を利用して子鳥を捕った生前の報いでそれも叶わない。猟師は殺生を生業とする浅ましさを語り、地獄で善知鳥に責めたてられる陰惨な様を見せ、救いを求める…。
決して逃れることの出来ない地獄の苦しみを陰惨かつ執拗に描き、見る者に強烈な印象を与える能。
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