■2017年09月08日 定期公演
- 能「養老 水波之伝」観世清和
- 狂言「蚊相撲」野村万蔵
- 能「生田敦盛」観世淳夫
- 会 場
- 宝生能楽堂
- 日 時
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- 2017年9月8日(金)
- 午後6時開演(午後5時30分開場)
能 養老 水波之伝
前シテ 後シテ |
樵翁 山神 |
観世 清和 |
前ツレ | 樵夫 | 馬野 正基 |
後ツレ | 楊柳観音 | 長山 桂三 |
ワキ | 勅使 | 森 常好 |
ワキツレ | 従者 | 森 常太郎 |
〃 | 〃 | 則久 英志 |
笛 | 杉 信太朗 | |
小鼓 | 鵜澤洋太郎 | |
大鼓 | 亀井 広忠 | |
太鼓 | 小寺眞佐人 | |
地謡 | 青木 健一 | 泉 雅一郎 |
安藤 貴康 | 浅井 文義 | |
谷本 健吾 | 浅見 真州 | |
浅見 慈一 | 阿部 信之 | |
後見 | 大槻 文藏 | |
清水 寛二 |
勅命により雄略天皇の臣下がその水を飲めば老いも忘れるという養老の滝へと赴く。そこで出会った樵の親子は勅使に養老の水を捧げ、水にまつわる故事を語って薬の水を讚える。
やがて山神と楊柳観音が現れ、御代を祝福して颯爽と舞う。
世阿弥作の脇能で、清々しく颯爽とした舞が見どころの能。
「水波之伝」は普段登場しない楊柳観音が優雅に舞い、山神も緩急のある激しい舞を舞うなど、華やかな演出の小書。
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〈休憩10分〉
狂言 蚊相撲
シテ | 大名 | 野村 万蔵 |
アド | 太郎冠者 | 能村 晶人 |
小アド | 蚊の精 | 河野 佑紀 |
太郎冠者しか召使を持たぬ大名が新しく召使を抱えたいというので、冠者は海道で出会った男を連れて帰る。相撲が得意だという男の腕前を見るため大名自ら相撲の相手をすることにするが、実は男は蚊の精で、隙をついて血を吸って…。
能 生田敦盛
シテ | 平敦盛 | 観世 淳夫 |
子方 | 敦盛ノ遺児 | 谷本 康介 |
ワキ | 僧 | 舘田 善博 |
笛 | 藤田 貴寛 | |
小鼓 | 大倉源次郎 | |
大鼓 | 柿原 弘和 | |
地謡 | 鵜澤 光 | 柴田 稔 |
安藤 貴康 | 西村 高夫 | |
野村 昌司 | 片山九郎右衛門 | |
北浪 貴裕 | 小早川 修 | |
後見 | 観世銕之丞 | |
永島 忠侈 |
一ノ谷で討死した平家の公達平敦盛。その後、法然上人に拾われていた敦盛の遺児が賀茂明神の夢告に従って生田の森へと赴くと、父敦盛の霊が現れ、二人は再会の涙を流す。
敦盛は栄華から一転、都落ちして討死するまでの有様を我が子に語って聞かせると、再会を喜んで舞を舞う…。
修羅能では珍しく父子再会を軸にその情愛を描いた能。
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