■2019年05月10日 定期公演
能 草子洗小町(そうしあらいこまち)
シテ | 小野小町 | 浅見 真州 |
ツレ | 紀貫之 | 清水 寛二 |
〃 | 壬生忠岑 | 泉 雅一郎 |
〃 | 河内躬恒 | 小早川泰輝 |
〃 | 官女 | 鵜澤 光 |
〃 | 〃 | 観世 淳夫 |
子方 | 天皇 | 谷本 康介 |
ワキ | 大伴黒主 | 福王 和幸 |
アイ | 黒主ノ下人 | 内藤 連 |
笛 小鼓 大鼓 |
松田 弘之 曾和 正博 國川 純 |
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地謡 | 谷本 健吾 長山 桂三 北浪 貴裕 馬野 正基 |
鵜澤 久 西村 高夫 浅井 文義 小早川 修 |
後見 | 観世銕之丞 | |
浅見 慈一 |
内裏での歌合で小野小町と争うことになった大伴黒主。詠歌では小町に勝てそうにない黒主は、歌合の前日に小町の私宅へ忍び入り、盗み聞いた歌を万葉の草子に密かに書き入れる。
歌合当日、小町の歌が披露され、その出来が称賛されるなか、黒主は小町の詠んだ歌は古歌であると抗議し、証拠にその歌が書かれた草子を差し出す。万葉の歌に精通している小町は困惑するも、草子をよくよく見るとそこだけ墨つきが違うことに気が付き…。
和歌の徳がめでたく、華やかに描かれる能。
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——————〈休憩10分〉———————
狂言 横座(よこざ)
シテ | 牛主 | 石田 幸雄 |
アド | 何某 | 野村 万作 |
小アド | 牛 | 石田 淡朗 |
後見 | 岡 聡史 |
牛を拾った何某は、牛のよしあしを見分ける牛博労のもとへ。いなくなった牛を探していた牛博労は、何某の牛が自分の牛だと気が付くが、何某は買った牛だと主張するので、牛の名前を呼んで鳴いたら返してもらう約束をし…。
能 春日龍神(かすがりゅうじん)
前シテ 後シテ |
尉 龍神 |
安藤 貴康 |
ワキ | 明恵上人 | 大日方 寛 |
ワキツレ | 従僧 | 御厨 誠吾 |
〃 | 〃 | 野口 能弘 |
アイ | 社人 | 飯田 豪 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
栗林 祐輔 鳥山 直也 柿原 光博 桜井 均 |
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地謡 | 青木 健一 観世 淳夫 谷本 健吾 長山 桂三 |
浅見 慈一 小早川 修 柴田 稔 馬野 正基 |
後見 | 永島 忠侈 | |
清水 寛二 |
仏跡を訪ねるべく天竺への旅を決意した明恵上人は、暇乞いのため春日明神を参詣する。上人が春日明神に深い信仰を寄せ、明神からも厚く慕われていることを知る宮守は、日本を離れることは神慮に背くと言って上人を説き伏せ、入唐渡天を思い留まらせる。実は宮守は春日明神の告げを知らせに来た時風秀行なのであった。
やがて春日山が金色に輝き、大地が鳴動して八大龍王が姿を現す。龍王は上人に釈迦の誕生、霊鷲山での説法、入滅の様子を眼前に現すと、猿沢の池へ消えたのであった。
春日明神の威徳を壮大なスケールで描いた能。
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