■2020年04月10日 定期公演
- 能「小塩」片山九郎右衛門
- 狂言「真奪」山本泰太郎
- 能「雷電」安藤貴康
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
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- 2020年4月10日(金)
- 午後6時開演(午後5時30分開場)
本公演は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止いたしました。

能 小塩 (おしお)
前シテ 後シテ |
尉 在原業平 |
片山九郎右衛門 |
ワキ | 花見人 | 宝生 欣哉 |
ワキツレ | 同行者 | 大日方 寛 |
〃 | 〃 | 梅村 昌功 |
アイ | 里人 | 山本 則重 |
笛 | 松田 弘之 | |
小鼓 | 鵜澤洋太郎 | |
大鼓 | 柿原 弘和 | |
太鼓 | 小寺 佐七 | |
地謡 | 青木 健一 観世 淳夫 長山 桂三 北浪 貴裕 |
鵜澤 久 清水 寛二 浅見 真州 小早川 修 |
後見 | 観世銕之丞 | |
谷本 健吾 |
桜の名所として名高い大原山へ花見に出かけた一行は、群衆の中に桜の枝を頭に挿した華やかな様子の老翁を見る。翁は冗談交じりに話をし、いにしえ后の行幸の際に、この地で在原業平が詠んだ歌を花見人に説き、昔恋しいと嘆く。心ある翁を花見の友とし、互いに興じて酒に酔っていると、翁はいつの間にか姿を消した。
さては翁は業平の霊かと思い、一行は再会を待つと在りし日の優美な姿で業平が現れた。花咲き映える月下、業平は昔の恋を回顧し、花見人の夢の内に消えるのであった。
春宵の山々を背景に語られる淡い恋の物語。
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狂言 真奪(しんばい)
シテ | 太郎冠者 | 山本泰太郎 |
アド | 主 | 山本 則孝 |
〃 | 通りの者 | 山本 則秀 |
立花のための心(しん)(中心に立てる枝)を探しに、主人は太郎冠者と京都東山に行くと、そこに見事な心を持った男が通りかかる。冠者は無理やり男から心を奪うも、気づくと自分も主人から預かっていた大切な太刀を奪われていて…。
——————〈休憩10分〉———————
能 雷電(らいでん)
前シテ 後シテ |
菅丞相 雷神 |
安藤 貴康 |
ワキ | 法性坊律師僧正 | 御厨 誠吾 |
ワキツレ | 従僧 | 野口 能弘 |
〃 | 〃 | 野口 琢弘 |
アイ | 里人 | 山本凜太郎 |
笛 | 藤田 貴寛 | |
小鼓 | 鳥山 直也 | |
大鼓 | 亀井 洋佑 | |
太鼓 | 桜井 均 | |
地謡 | 鵜澤 光 観世 淳夫 谷本 健吾 長山 桂三 |
浅見 慈一 柴田 稔 西村 高夫 馬野 正基 |
後見 | 浅井 文義 | |
泉 雅一郎 |
讒言により太宰府に左遷され憤死した菅原道真の霊は、比叡山延暦寺の法性坊のもとに現れる。法性坊は生前身寄りがなかった道真を子同然に養い、師弟の契りを交わした。二人は互いに再会を喜んでしみじみと話をするが、道真は自分を冷遇した内裏へ雷となって祟りを起こすと打ち明け、宣旨があっても参内してはならないと法性坊に告げる。法性坊は三度勅命があったときには参内せざるをえないと言うと、道真は形相を変え…。
師を前に、祟りの雷となった道真の胸中はいかに。内裏で繰り広げられるスペクタクル満載の能。
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