■2022年03月11日 定期公演
- 能「頼政」西村高夫
- 狂言「鬼瓦」三宅右近
- 能「西王母」観世淳夫
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
-
- 2022年3月11日(金)
- 午後6時開演

能 頼政 (よりまさ)
前シテ 後シテ |
尉 源三位頼政 |
西村 高夫 |
ワキ | 旅僧 | 大日方 寛 |
アイ | 里人 | 三宅 右矩 |
笛 | 槻宅 聡 | |
小鼓 | 大倉源次郎 | |
大鼓 | 柿原 弘和 | |
地謡 | 安藤 貴康 谷本 健吾 長山 桂三 浅見 慈一 |
泉 雅一郎 小早川 修 清水 寛二 柴田 稔 |
後見 | 観世銕之丞 | |
鵜澤 光 |
旅の途中、僧は宇治の里で出会った尉にあたりの名所・旧跡を尋ねると、尉は数々の名所を僧に教え、平等院へ案内する。
扇の形のように残されているこの芝、これは宇治川の合戦で敗れた名将源頼政が、芝に扇を置いて自害した古跡なのだと尉は語り、実は我こそ頼政の霊だと明かして姿を消す。
そして頼政の霊が在りし老武者の姿で現れ、宇治川を隔てた平家との合戦の有様、覚悟を決めた自らの最期を語る…。
文武両道に長けた老将頼政の、悲劇の最期を描いた能。
さらに詳しい解説は<こちら>から
————〈休憩10分〉————
狂言 鬼瓦(おにがわら)
シテ | 主 | 三宅 右近 |
アド | 太郎冠者 | 三宅 近成 |
訴訟のため在京していた遠国の主は、この度の勝訴のお礼参りに因幡堂の薬師如来を参詣する。主は国許に薬師如来を勧請したいと思い、御堂を建てる参考に因幡堂の見事な建築を見て回る。虹梁、蛙又、破風、そして鬼瓦を見た主は…。
能 西王母(せいおうぼ)
前シテ 後シテ |
仙女 西王母 |
観世 淳夫 |
ツレ | 侍女 | 青木 健一 |
ワキ | 王 | 則久 英志 |
ワキツレ | 侍臣 | 野口 能弘 |
〃 | 〃 | 野口 琢弘 |
アイ | 官人 | 前田 晃一 |
笛 | 杉 信太朗 | |
小鼓 | 大山 容子 | |
大鼓 | 柿原 光博 | |
太鼓 | 梶谷 英樹 | |
地謡 | 小早川泰輝 安藤 貴康 鵜澤 光 谷本 健吾 |
長山 桂三 浅見 慈一 馬野 正基 北浪 貴裕 |
後見 | 浅井 文義 | |
鵜澤 久 |
中国周の穆王が臣下を従え玉座につくと、不思議な女たちが現れ、王に桃の花を献上する。それは三千年に一度花を咲かせ実をつけるという、仙女・西王母の花園に実る桃で、王の治世に至って花を咲かせたと女は告げる。女は治まる御代を賛嘆すると、我は西王母の化身だと明かして姿を消す。
管弦の音楽が響く中、西王母が天より現れ、桃の実を王に献上する。やがて酒宴となり西王母は舞を舞うと、春風に乗って天上へ帰っていくのであった。
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