■2022年04月08日 定期公演
- 能「俊寛」観世清和
- 狂言「鎌腹」山本則俊
- 能「羽衣 和合之舞」長山桂三
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
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- 2022年4月8日(金)
- 午後6時開演
能 俊寛 (しゅんかん)
シテ | 俊寛 | 観世 清和 |
ツレ | 平判官入道康頼 | 坂口 貴信 |
〃 | 丹波少将成経 | 観世三郎太 |
ワキ | 赦免使 | 福王 和幸 |
アイ | 船頭 | 山本泰太郎 |
笛 小鼓 大鼓 |
一噌 隆之 鵜澤洋太郎 亀井 広忠 |
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地謡 | 青木 健一 安藤 貴康 谷本 健吾 野村 昌司 |
馬野 正基 浅井 文義 観世銕之丞 柴田 稔 |
後見 | 片山九郎右衛門 | |
清水 寛二 |
重罪人の流刑地鬼界ヶ島。平家滅絶を企てた罪でこの地に流刑された俊寛、康頼、成経の三人がささやかな宴をしていると、そこへ平清盛の使いの者が赦免状を携えてやってくる。清盛の娘徳子の安産祈願のため、大赦が行われることになったのだ。康頼が赦免状を読み上げると、そこには康頼と成経、二人の名前。一人赦免に漏れた俊寛は驚き、激昂して、悲しみの感情を顕わにする。そして康頼と成経乗船のとき、俊寛は…。
運命に翻弄される俊寛僧都の深い孤独と悲嘆を描いた能。
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————〈休憩10分〉————
狂言 鎌腹(かまばら)
シテ | 太郎 | 山本 則重 |
アド | 妻 | 山本 則秀 |
〃 | 仲裁人 | 山本 則孝 |
鎌を振り上げた妻が怠け者の夫、太郎を追いかけまわしていると、仲裁人のとりなしで太郎は山で仕事をすることに。しかし太郎は、これからも妻に怒鳴られるくらいなら死んだ方がまし、と鎌で切腹しようとして…。
能 羽衣和合之舞(はごろも わごうのまい)
シテ | 天人 | 長山 桂三 |
ワキ | 漁夫白龍 | 村瀬 提 |
ワキツレ | 漁夫 | 村瀬 慧 |
〃 | 〃 | 矢野 昌平 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
藤田 貴寛 鳥山 直也 大倉慶乃助 桜井 均 |
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地謡 | 小早川泰輝 鵜澤 光 北浪 貴裕 浅見 慈一 |
泉 雅一郎 西村 高夫 山本 順之 小早川 修 |
後見 | 鵜澤 久 | |
観世 淳夫 |
ある朝、松に掛かる衣を見つけた漁夫白龍。美しい衣を家宝にすべく持ち帰ろうとすると、持ち主の天女が現れ、衣なしでは天界に帰れぬと嘆く。白龍は天人の舞楽を条件に衣を返そうとするが、先に衣を返せば舞を見せずに天に帰るのでは、と疑いを持つ。天女は天に偽りなきことを言うと、衣を纏い、緑映える三保浦の春の景色を称え舞う。そして数々の宝を降らすと夕霞に紛れ、富士山の彼方へ消えるのであった。
景勝地三保松原で美しく舞う天女を描いた能。
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