■2023年06月09日 定期公演
- 能「雨月」浅井文義
- 狂言「二千石」石田幸雄
- 能「舎利」谷本健吾
- 会 場
- 宝生能楽堂(全席指定)
- 日 時
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- 2023年6月9日(金)
- 午後6時開演(午後5時30分開場)
- 入場料

能 雨月(うげつ)
前シテ 後シテ |
尉 宮人 |
浅井 文義 |
ツレ | 姥 | 馬野 正基 |
ワキ | 西行法師 | 宝生 欣哉 |
アイ | 末社 | 中村 修一 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
竹市 学 曽和 正博 國川 純 林 雄一郎 |
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地謡 | 青木 健一 安藤 貴康 鵜澤 光 長山 桂三 |
鵜澤 久 西村 高夫 観世銕之丞 小早川 修 |
後見 | 清水 寛二 | |
観世 淳夫 |
秋の夕暮れ、住吉明神へ参詣途中の西行法師は、ある老夫婦に一夜の宿を乞う。その庵は軒端が半分だけ葺かれており、主の尉は軒端を葺いて雨音の風情を愛でたいが、姥は月を眺めるため軒端を葺くまいと風流な論争をしている。尉が呟いた「賤が軒端を葺きぞわずらふ」に、上の句「月は洩れ雨はたまれととにかくに」と付けた西行。感服した夫婦は西行を庵に招き入れ、秋の風情を楽しむ。やがて夫婦は姿を消し、宮人に憑依した住吉明神が現れて…。
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——————〈休憩10分〉———————
狂言 二千石(じせんせき)
シテ | 主 | 石田 幸雄 |
アド | 太郎冠者 | 内藤 連 |
後見 | 中村 修一 |
主人に無断で旅に出かけ、京都の寺社参詣に行ってきた太郎冠者。冠者は都で流行る「二千石」の謡を習ってきたので主人に披露するが、この謡は先祖伝来の大切な封じ物であった。怒った主人は由来を冠者に語って聞かせ…。
能 舎利(しゃり)
前シテ 後シテ |
里人 足疾鬼 |
谷本 健吾 |
ツレ | 韋駄天 | 小早川泰輝 |
ワキ | 旅僧 | 野口 能弘 |
アイ | 能力 | 飯田 豪 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
栗林 祐輔 飯冨 孔明 原岡 一之 桜井 均 |
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地謡 | 小早川康充 青木 健一 鵜澤 光 北浪 貴裕 |
観世 淳夫 小早川 修 柴田 稔 泉 雅一郎 |
後見 | 清水 寛二 | |
浅見 慈一 |
京都泉涌寺の仏舎利(釈迦の遺骨)を拝む僧の前に現れた怪しげな男は、里人を装い現れた足疾鬼であった…。突然空がかき曇り、仏舎利を奪い去った足疾鬼は、寺を守護する韋駄天に追われ、天上界を縦横無尽に駆け回る。逃げ惑う足疾鬼はやがて懲らしめられて力尽き、韋駄天は無事舎利を取り返したのであった。
足疾鬼と韋駄天が一騎打ちとなって三千世界を駆け回る、壮大な追跡劇。
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