■2024年03月08日 定期公演
- 能「田村」鵜澤光
- 狂言「土筆」大藏彌太郎
- 能「海士」観世淳夫
- 会 場
- 観世能楽堂(全席指定)
- 日 時
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- 2024年3月8日(金)
- 午後6時開演(午後5時30分開場)

能 田村 (たむら)
前シテ 後シテ |
童子 坂上田村麿 |
鵜澤 光 |
ワキ | 旅僧 | 大日方 寛 |
ワキツレ | 従僧 | 御厨 誠吾 |
〃 | 〃 | 宝生 朝哉 |
アイ | 清水寺門前ノ者 | 吉田 信海 |
笛 小鼓 大鼓 |
藤田 貴寛 森澤 勇司 安福 光雄 |
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地謡 | 小早川康充 青木 健一 安藤 貴康 谷本 健吾 |
泉 雅一郎 小早川 修 柴田 稔 馬野 正基 |
後見 | 浅井 文義 | |
浅見 慈一 |
春爛漫の清水寺。花盛りの桜の下を掃き清める童子は坂上田村麿が創建したという清水寺の縁起を旅僧に語って聞かせる。さらに辺りの名所を教えて都の春景色を愛でると、童子は姿を消してしまう。
やがて勇壮な戦姿で田村麿が現れ、勅命によって伊勢国鈴鹿山へと鬼神退治に出かけ、千手観音の利益を得て大勝利を収めた様を再現して見せる…。
勝修羅三番の一つで、田村麿の活躍を勇猛かつ晴れやかに描いた祝言性を湛えた修羅能。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から
狂言 土筆(つくづくし)
シテ | 何某 | 大藏彌太郎 |
アド | 何某 | 大藏 基誠 |
後見 | 大藏 章照 |
連れ立って春の野辺に野遊びに出た二人の男。芽を出した土筆や芍薬を見て一人が歌を詠むが、友は歌の間違いを指摘してはその奇妙さに腹を抱えて笑う。
馬鹿にされた男は腹を立て、相撲の勝負を挑み…。
————〈休憩10分〉————
能 海士(あま)
前シテ 後シテ |
海人 龍女 |
観世 淳夫 |
子方 | 房前大臣 | 安藤継之助 |
ワキ | 従者 | 野口 能弘 |
ワキツレ | 従者 | 則久 英志 |
〃 | 〃 | 野口 琢弘 |
アイ | 浦人 | 大藏 教義 |
笛 小鼓 大鼓 太鼓 |
杉 信太朗 田邊 恭資 亀井 広忠 林 雄一郎 |
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地謡 | 小早川泰輝 | 鵜澤 久 |
青木 健一 | 西村 高夫 | |
長山 桂三 | 片山九郎右衛門 | |
野村 昌司 | 北浪 貴裕 | |
後見 | 観世銕之丞 | |
清水 寛二 |
讃州志度の浦の海士が母であると出生の秘密を知った藤原房前は、母が自分を淡海公の跡継ぎにするため自らの命と引き換えに龍神に奪われた宝珠を取り返したのだと所の海士から聞かされる。やがて龍女が現れ…。
海士が宝珠を取り返す様を再現して見せる前半の「玉之段」と後半の宗教的な荘厳さが見どころの能。
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