■2024年05月10日 定期公演
- 能「班女 笹之伝」鵜澤久
- 狂言「孫聟」野村万作
- 能「鵜飼 空之働」観世清和
- 会 場
- 観世能楽堂
- 日 時
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- 2024年5月10日(金)
- 午後6時開演(午後5時30分開場)
能 班女 笹之伝(はんじょ ささのでん)
シテ | 花子 | 鵜澤 久 |
ワキ | 吉田少将 | 宝生 欣哉 |
ワキツレ | 従者 | 大日方 寛 |
〃 | 〃 | 則久 英志 |
アイ | 野上ノ宿ノ長 | 高野 和憲 |
笛 小鼓 大鼓 |
藤田 次郎 鵜澤洋太郎 大倉慶乃助 |
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地謡 | 小早川康充 小早川泰輝 青木 健一 安藤 貴康 |
長山 桂三 馬野 正基 浅見 慈一 北浪 貴裕 |
後見 | 浅井 文義 | |
清水 寛二 |
都合により配役を変更いたしました。
〈変更前〉 ワキ 工藤和哉
〈変更後〉 ワキ 宝生欣哉
〈変更前〉 ワキ 工藤和哉
〈変更後〉 ワキ 宝生欣哉
美濃国、野上の宿の遊女花子は吉田少将と契り、形見に互いの扇を取り交わした。以来、花子は扇を眺めるばかりとなり、宿の長から宿を追い出されてしまう。
やがて花子が行方知れずだと知った少将は、下賀茂神社で少将恋しさに狂女となった花子と再会する。
花子は形見の扇を手に、少将への思いを連ねて舞い狂うと、やがて二人は互いに形見の扇を確かめ合い、喜びの再会を果たすのだった。
狂おしいまでの恋慕の情を艶やかに描いた物狂能。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から
————〈休憩10分〉————
狂言 孫聟(まごむこ)
シテ | 祖父 | 野村 万作 |
アド | 舅 | 深田 博治 |
小アド | 太郎冠者 | 月崎 晴夫 |
〃 | 聟 | 飯田 豪 |
今日は最上吉日の聟入りの日。日頃何かと差し出がましく口出しをする祖父に立ち会われては面倒だと、舅と太郎冠者は祖父を外出させようとするが失敗。祝儀の席に出席した祖父は案の定、盃事に口出しをして…。
能 鵜飼 空之働(うかい むなのはたらき)
前シテ 後シテ |
尉 地獄ノ鬼 |
観世 清和 |
ワキ | 旅僧 | 宝生 常三 |
ワキツレ | 従僧 | 舘田 善博 |
アイ | 里人 | 野村 裕基 |
笛 小鼓 大鼓 |
一噌 隆之 飯田 清一 柿原 弘和 |
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太鼓 | 金春惣右衛門 | |
地謡 | 鵜澤 光 谷本 健吾 野村 昌司 小早川 修 |
柴田 稔 観世 淳夫 観世銕之丞 西村 高夫 |
後見 | 観世三郎太 | |
坂口 貴信 |
甲斐国、石和川を訪れた日蓮上人一行。そこに殺生禁断の川で密漁をした咎で殺された鵜飼の老人の亡霊が現れ、罪障懺悔のため鵜を使う様を見せる。
やがて上人の弔いに地獄の鬼が現れ、生前に一夜の宿を僧に貸した功徳で老人は成仏出来るのだと言って法華経の利益を讚え、老人を極楽へと送っていく…。
さらに詳しい解説は〈こちら〉から